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読んだ本の記録 NO 2
2005.7.27 open produced by gangee in kumamoto
21 二十歳の原点
序章・ノート
高野 悦子
帰熊する途中に立命館に立ち寄った。
高野 悦子が、通っていた大学を歩いてみたかった。
本屋で何気なく手に取ったのが『20歳の原点』だった。
裏表紙の写真が、微笑んでいて可愛かった。
内容も分からず購入したが、グイグイ引きこまれ、一気に読んでしまった。
ここでも私の悪い癖がでた。知人に誰彼と無く勧めるのだ。
購入して与えもした。(お陰で手元にこの本もない) とに角、感想を聞きたかった。

この本を読んでショックを受けた。立命館を歩いてみたかった。
京都からの夜汽車で、同志社4回生の女性と同席になった。
琴をしていた綺麗なお姉さんだった。話が面白く九州まで、笑い転げた。
福岡 田川の方だった。今でも覚えているのは、恋心を抱いたからだろう。

22 青春の蹉跌 石川 達三
石川 達三を読み始めたきっかけは、覚えていないが、
『青春の蹉跌』は、内容も良く覚えている。
30数年前に一度しか読んでいないが。
この本も手元にはない。出版されてすぐ買った。
青年の野望と愛と性的欲望 が、渦巻いていた。
主人公と自分を重ね合わせ精神が、高ぶるのを 覚えた。
それから、石川 達三の新刊・文庫本と読み漁った。

23 化石の森 石原 慎太郎
青春の蹉跌を読んだ頃 『化石の森』も読んでみた。
石原慎太郎の本は 『てっぺん野郎』『青年の樹』ぐらいしか読んでいなかったが、
化石の森は、主人公が同年代のこともあり衝撃的だった。
すぐ映画化されたので 見に行ったが、原作(読書)の感動(衝撃)は なかった。

24 氷壁 井上 靖
お正月(2006年)にNHKでドラマ化される。
この本を読んだのは1968年だ。
木下君から、『氷壁』の話を聞き無性に読みたくなった。
木下君から、新潮文庫を借りて読んだ。

当時は、文庫本も高かった。高くて簡単には、買えなかった。
この『氷壁』も木下君が、実家からわざわざ小包で送って貰った。
(購入するより 送ってもらう方が、安上がりの時代だったのかな?)

当時もTVドラマで放送が、あったようだが私は、見ていなかった。
舞台は穂高、山の名前もいいし、文庫本の表紙も白黒の冬山のいい写真だった。
青春時代に読んだせいか、どろどろした恋愛関係が、妙に印象に残った。
結局この本も、自分で買ってまた読んだ。

本を購入し、読んで古本屋に売りに行く、そしてまた新しい本を買う。
こんな時代に読んだ本だ
今みたいに、文庫本一冊10円の買取なんかではなかった。高く買ってくれた。
余談:最近古本屋で漫画全集を4000円で購入し、読み上げて再度売りに行った。
300円で買ってくれた。人にやれば良かった。

とに角 『氷壁』は、今でも覚えているTVドラマを見た後にでも読みませんか?
原作の素晴らしさは TVドラマでは 味わえないとは 思いますが・・・・
25 功名が辻 司馬遼太郎
今年(2006年)のNHKの大河ドラマです。
また本が売れるでしょうね?この本(功名が辻)は、十数年前に読みました。
司馬遼さんの本で 最初に読んだは 『北斗の人』でした。面白かったです。

2冊目は、萬屋金之助(中村金之助)主演で『尻くらえ孫市』が映画になりました。
映画を見た後に、この本↑を読みました。本の方が数段いいですね!
3冊目は『太閤記』でした。この本から、司馬遼ファンになりました。

秀吉は営業マンです。この本を読んでいる時に、
ある先輩営業マンの顔が、幾度となく表れました。
(今は亡くなられていますが)

それと、家康もある人物にそっくりと思いました。
信長には、反抗できず我が子も殺す。
用心深く我が利の為に、虎視眈々と作戦を練る。
信長・秀吉(上役権力者)を煙たがりながらも、権力者には弱い。
権力を握ると権力を正義と、かんちがいする。
豊臣家を潰す。ある人物と全く同じです。

さて 『功名が辻』この本も お勧めです。
本を読みNHKドラマを見ると いいですよ。
司馬遼さんの本で、一番売れているのが『坂の上の雲』です。
『竜馬』は、2番目に売れています。
『功名が辻』を読みNHKを見て、司馬遼の本を全巻読みましょう!

図書館に全巻あります。図書館利用です。
でも司馬遼の本は 買ったがいいですね!

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