HOME]

九重・指山から三俣北峰〜南峰〜本峰〜四峰〜西峰の縦走

【山行日】2007年8月1日(水) 単独

【コース】長者原→自然観察路→指山観察路→指山登山口→指山々頂→三俣北峰→南峰→本峰→
→四峰→西峰→スガ守小屋→スガ守越コース→硫黄山道路→長者原。

【時間】登山口:7時30分発→指山観察路入り口発:8時10分→指山々頂着:9時→指山々頂発:9時40分
→三俣北峰着:11時→北峰発:11時40分→南峰着:12時40分→本峰→四峰→西峰→
→スガ守小屋:着14時30分→登山口着:16時。 8時間30分の山歩きでした。(休憩を含む)

【出会った登山者】北峰・南峰の縦走路で一人だけ。三俣山に40回以上登っておられました。

九重三俣山を長者原(飯田高原)から見上げると3っの山に見えます。
左から、北峰、本峰(三俣山)、西峰です。
三俣山の前方に丸い小高い山があります。この山が指山です。
指山をなめてはいけません。1449mもあります。

さて、スガ守小屋から三俣山に登ると、幾つもピークを踏みます。
僕は、三俣山の全山頂を踏んだと思っていました。
本峰(三俣山)の隣に見えるのが、北峰だと知るまで随分時間がかかりました。
僕はあの山(北峰)は、指山だと思っていました。アホですね〜!

三俣山の大鍋の紅葉、と言ってもピンときませんでした。
大鍋が分からなかったのです。大鍋の紅葉とは、北峰斜面の紅葉なんですね〜!
まだ登った事のない指山と、北峰に登ってみたいとズート思っていました。
登る前にWebサイトで、指山→北峰縦走を調べてみました。
2005年7月の集中豪雨でこのコースは、破壊されているようです。

しかし、このコースを登った人もいるそうです。
登った人は口を揃えたように、【登らない方がいいよ】と言うそうです。
危険なコースなんですね。あなたも登ったら、是非登りなさい・・・等とは、言えませんよね〜!

しかし、登った人がいるんだから、登れるんですよね〜。
僕も登ってきました。そして、【登らない方がいいよ〜】と言いますね。
登山道全部が崩壊したのではなく、一部分(ハシゴがあった場所)が崩壊していました。

では、指山登山のお話から始めます。
指山観察路(指山登山口)の看板があるところまで、車で行けるようです。
この看板の少し上に、駐車スペースがありました。
そのスペースの先に車乗り入れ禁止の看板です。
僕は長者原から、自然観察路をぐるっと廻って、指山観察路(指山登山口)に行きました。
指山観察路を知らなかったのです。遠回りをしてきました。

指山観察路入り口から10分ほどで、指山のプレートがあります。
プレートに従い、山頂まで自然林の中を歩きます。自然林の中は、涼しい風が流れていました。
風景は見えませんが、僕はこんな登山道が好きです。
指山の山頂は、思ったより広くて展望もいいです。
何しろ、目の前に三俣山が3っの山頂を見せて聳えています。

3っの山とも山肌が崩れています。チョット悲惨な感じを受けました。
双眼鏡で覗くと、今にもまた崩れそうです。
三俣山を見ながら、指山の山頂で、長い休憩を取り、petboyさんに電話です。
勿論、北峰への登山道を聞く為です。電波の調子が悪く、途中で切れます。
petboyさんは、親切丁寧にメールで教えてくれました。
登山道の崩壊で、登れない場合も含めて教えてくれました。

三俣山・北峰を目指して、まず、谷底に下りて行きます。
谷底から又登り上げます。一体どのくらいの標高差があるんでしょう?
ワクワクしてきますね〜!僕は山を見ると登りたくなります。
それもたった一人で。初めての山を!

谷底に着くと、17年7月の集中豪雨で登山道が崩壊したとの看板がありました。
危険だから登るな!の看板のようです。登った人もいます。僕も登ります。

自然林の中を登って行きます。振り返ると真ん丸い指山が眼下に見えます。
左を見ると、山肌が崩れています。土石流のようです。
もう少し登ると、登山道が崩壊した場所に突き当たります。
黄色いテープもあります。ハシゴの代わりにロープが2本取り付けてあります。
登山道のようです。しかし、あのロープの所まで、どうやって行くのでしょう??

ごろごろした岩の上は歩けません。危険すぎます。
黄色いテープから右の方を見ると、踏み跡がありました。
迂回路のようです。迂回路を歩くとすぐ、断崖絶壁に突き当たりました。
目の前は谷底、左は垂直な岩の壁です。

これは進めない、さっきのロープの方が良かったかなぁ?と色々考えました。
どうも、道が間違っているようです。引き返します。すばやい判断です。(笑い)
1年前の僕なら、垂直の壁に取り付いていました。そして落ちていました。
上達しました。引き返すのですから・・・。確実に山登りの知識が進歩しています。

引き返す途中に、なんとなく上に行けそうな場所があります。
良く見ると、踏み跡らしき物も見えます。ここを木の根っ子を掴み、よじ登りました。
そして、5〜6分も登ると、崩壊箇所(ロープ)の上に出てきました。
この迂回路が見えなかったら、ロープをよじ登っていましたね〜。
そして、失敗して、下まで転げ落ちて死んでいましたね〜!


この場所からは、昔の登山道でした。しっかりした登山道です。
崩壊箇所を過ぎると、まもなく北峰山頂プレートがありました。
北峰山頂で、食事を取り、頑張ってくれた足に充分な休憩を与えました。

ここ北峰から、南峰、本峰、四峰、西峰の山頂を踏み、スガ守小屋に下山しました。
硫黄山林道から、スガ守越コースを初めて歩いてきました。
だらだらのコンクリートの硫黄山林道を歩く覚悟でしたから、スガ守越コースは新鮮に感じました。


歩いた結論::山歩きが初めてのあなたには無理です。

山歩きの知識:山には、踏み跡があります。この踏み跡を歩く限り、道迷い遭難はありません。
踏み跡が消えたら、即、引き返します。即です。即、引き返します。
引き返したら、道迷い遭難はありません。引き返さないから、遭難するのです。

では、画像をアップします。

僕の書き方、頭にきませ〜ん〜?チョット頭にくるでしょう??偉そうに書いていますから・・・。
このコースは、あと数年してから、登ったがいいです。
あと数年で立派な踏み跡が出来ると思いますので。
2007年8月2日・記 【おわり】

登山道(指山、後方に三俣山) 自然観察路(初めて歩いてきました)

指山登山口でした。 入り口からここまで約10分ほどです。

三俣山(指山の山頂から) 三俣山(左から、北峰、本峰、西峰)

登山道(北峰を目指します) 登山道(振り返ります)

登山道から振り返ります(指山です) ロープが見えますか?登山道??
※登山道の説明です。
ロープの見える場所に黄色いテープがあります。(画像の黄色いテープです)
ここから右方向に7〜8mほど歩くと、左崖の4mほど上の方に木の枝が折れていました。
登山道より4mも上です。周囲を良く見ないと見えませんよ!
木の枝が折れ、人が歩いた跡のようです。踏み跡らしきものも見えます。

踏み跡らしきものを目指して、木の根っ子を掴んで登りました。
数メートルよじ登ると、立派な踏み後がありました。命コワゴワです。

ロープのある場所には行っていません。ロープの場所までは、見るからに危険に見えました。
ガレ場です。一歩間違えば、そのまま転げ落ちてしまいます。

黄色いテープから右方向に、そのまま歩くと絶壁でした。絶壁から引き返しました。
黄色いテープと絶壁の中間ぐらいから、上の方によじ登ったと思います。

北峰山頂から(眼下に指山) 北峰山頂から(大船方面を望みます)

登山道から(南峰と大鍋) 分岐プレート(登山道)

北峰→南峰の縦走路から 南峰山頂(本峰を望みます)

南峰から坊がつる・法華院山荘・大船山 北峰を見ます(登山道から)

南峰(登山道から) 四峰山頂から久住山を展望します。
西峰山頂から、本峰、四峰、南峰を展望します。 スガ守小屋に下りてきました。

【デジカメ山行記に戻る】 【ホームページトップに戻る】