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鞍岳(初めての夜明け前、山歩き)

【山行日】2007年8月22日(水) 単独
【コース】駐車場から最短コース・歩けば、すぐ山頂のコース。
(初めて歩いたときは、1時間ぐらいかかりました。)
【時間】登山口発:5時15分→山頂着:5時30分
きよちゃんの掲示板を見て、独歩さんの投稿画像、九重の夜明けに感動しました。
午前3時頃、牧の戸登山口を出発すると、感動的な九重の夜明けに出会えるようです。
僕も九重の夜明けを見に、九重山群に登ることにしました。
午前1時に自宅を出ると、九重山群の夜明けに間に合います。
おにぎりとメザシ、ヘッドランプも登山靴も準備万端で、床につきました。

目覚ましが、午前1時に鳴ります。5分後にまた目覚ましが鳴るようにしています。
鳴りませんでした。目が覚めたのは午前3時でした。
今から、九重まで行ったら、夜が明けてしまいます。

登山口から20分前後で登れる『鞍岳』に、行き先を変更です。
眠らない街(熊本市)を抜け、眠る村を走ります。
信号も外灯もない暗闇を走ります。
道路標識が蛍光板になっているのに、初めて気がつきました。

光を放っている物は何もありません。
ガードレールの反射板が少しと、50キロと追い越し禁止の道路標識が光っています。
異様な感じの暗闇を走り続けます。臆病者ですから、暗闇は不気味です。
林道に野犬の集団がタムロしていました。益々不気味です。

車のライトを消すと、真っ暗闇です。
自宅を出るとき見えていた星も全く見えません。
登山口に近づくと、ガスも出ています。

登山口には、4時30分頃に着きました。
ガスの中の暗闇です。ここまで来たのですが、歩く気がしません。
車の中でまた、寝ることにしました。
5時を過ぎた頃、東の空が赤味がかってきました。

ガスはかかっていますが、空が少し明るくなってきました。
何とも言えない色をした空です。
展望のいい山頂からこの空を見たら、感動でしょうね〜!!
さっきまで、車の中で寝ようと思っていた気分は、どこかへ吹き飛んでいきました。

気分が変わり、夜明け前の薄暗い登山道を山頂へ急ぎます。
ヘッドライトに照らされた登山道は、いつもと変わらない歩きで登れます。
駐車場から山頂まで、あっと言う間です。
山頂は、やはりガスの中でした。
登山口で見えた、魅惑的な空は勿論、なんにも見えません。

また、山頂で寝ることにしました。寝てばかりです。
6時半ごろ、少し高く上がった太陽がガスの中に見えてきました。
それから、30分間ほど雲の変化を楽しみました。
この風景は、なかなか見ごたえがありました。

どうも、阿蘇谷に雲海が発生している予感がします。
雲海の誘惑に負けました。
鞍岳山頂を後にして、外輪山まで車を飛ばします。
駐車場からそのまま、林道を走ると外輪山に着きます。
20分ぐらいで外輪山のかぶと岩展望所に着きます。

かぶと岩からは、雲海どころか、なにも見えませんでした。
鞍岳山頂にいた方が良かったです。欲張りだから失敗します。
何も見えませんから、自宅に引き返しました。
自宅到着は午前9時でした。甲子園決勝戦に充分間に合いました。

『がんちゃん、山登りは中止したの?』と、女房が言った日。2007年8月22日 記 

山頂はガスの中(まだ暗い) ガスの中の太陽
青空が少し見えてきた 阿蘇根子岳が見えてきた
阿蘇山方面 山頂からの展望(雲が湧いてくる)
山頂からの展望 山頂からの展望

登山道に咲いていた野の花たち
コバギボウシ サイヨウシャジン
コバギボウシとコオニユリ ワレモコウ


             サワヒヨドリ
タムラソウ
アソノコギリソウ かぶと岩展望所(な〜んにも見えない)

【阿蘇の雲海はこちら】←クリック。この風景を期待して車を飛ばしたのです。外輪山はガスの中でした。

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