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涌蓋山(わいたさん)周回登山

【山行日】2008年6月1日(九重・大船山の山開きの日) 単独
【コース】一目山登山口→一目山→みそこぶし山→涌蓋越→涌蓋山→涌蓋越→ひぜん湯→一目山登山口
【時間】登山口発:8時45分→一目山頂着:9時→みそこぶし山頂着:10時15分→涌蓋越着:10時45分→
→涌蓋山頂着:11時40分→山頂発:12時30分→ひぜん湯着:13時40分→登山口着:14時40分
約6時間、緑の草原の中にいました。

十数年前に、従兄弟が町内新聞のような冊子にエッセイを書いていました。
【ハイキングと言えば涌蓋山だよね〜】の書き出しでした。
【涌蓋山】が読めません。辞書で調べました。【わいたさん】と読みます。

冊子を読んで思いましたね。おにぎりを持って、涌蓋山へハイキングに行こう〜と。
山頂で、おにぎりを食べたら美味しいだろうなぁ〜!と心底思いました。
おにぎり持参で、涌蓋山へハイキングに行く気になってしまいました。

まず、涌蓋山が何処にあるか調べました。なんとまぁ〜九重山群の一座でした。
ハイキング、ピクニック感覚では行けません。山頂まで数時間もかかります。

涌蓋山の漢字が読め、涌蓋山の場所を知ってから、十数年が経っています。
やっと、涌蓋山に登ってきました。勿論、おにぎり持参で登ってきました。
山頂で食べるおにぎりは、やはり格別でした。
家の近くの江津湖で食べるおにぎりと一味も二味も違います。

山で食べるおにぎりは、なんでこんなに美味しいのでしょう〜か?いつも思います。
それでは、初めて登る涌蓋山のデジカメレポートです。
九州百名山【32座目の登頂】です。ついに32座です。32座で終りかも〜?
一目山登山口の駐車場 一目山の登山口(プレートが有ります)
今日(6月1日)は、九重の山開きの日です。今年は大船山であります。
涌蓋山は、登山者が少ないだろうと思って登ってきましたが・・・・大勢の登山者でした。
一目山の登山口は、九重スキー場の少し下方にあります。路肩の駐車場は満車でした。

一目山への登山道 登山道を振り返ります
登山口のゲートを跨いで登りました。すぐ左手に、一目山への踏み跡があります。
あっと言う間に一目山の山頂に着きました。白い蒸気は九電の地熱発電所です。
矢印は、スキー場の駐車場です。九重スキー場のすぐ下が登山口です。

一目山の山頂から 一目山の山頂から
一目山の山頂にも、山頂プレートと三角点がありました。前方に見えるのが、みそこぶし山と涌蓋山です。
山頂から、涌蓋山へのルートを見定めます。私も、登山家になりつつあります。
歩くコースを見定める、土素人では思いもつきませんよ〜。中津山岳会のみなさんが登られています。
登山者まで目に入ります。下山道には、ハルリンドウが咲き乱れていました。

涌蓋山とみそこぶし山(登山道から) 登山道のミヤマキリシマ
一目山からみそこぶし山を目指します。みそこぶし山の手前に一つピークがあります。
そのピークも踏んできました。ミヤマキリシマが地面を這うように咲いています。
まるで山野草の雰囲気です。ミヤマキリシマは草ではなく樹木です。

みそこぶし山(登山道ピークから) 涌蓋山とみそこぶし山(登山道ピークから)
みそこぶし山の手前のピークです。ピークから一度下り、みそこぶし山をめざします。
ピークを踏まない迂回路もあります。中津山岳会の旗が山頂で振られていました。

みそこぶし山の山頂プレート みそこぶし山(登山道を振り返ります)
みそこぶし山にも山頂プレートがあります。みそこぶし山から、涌蓋越(林道)まで草原の登山道を歩きます。
ハルリンドウ、ウマノアシガタ、が緑の中に光っていました。ここは、気持ちのいい登山道でした。

ハルリンドウ 涌蓋越・林道
草原の登山道は、ハルリンドウが埋め尽くしているようでした。実に気持ちのいい登山道です。
涌蓋越えとは、林道出会いの事でした。林道を少し歩き、樹林帯に入りさらに登ります。
めざせ、女岳です。樹林帯には沢山テープがしてあります。

涌蓋越えのプレート アセビの登山道
樹林帯を抜けると、アセビの群生地です。アセビの白い花は終わっています。
ここまで登ると、女岳の山頂もすぐそこです。

女岳の山頂プレート 涌蓋山(登山道から)
女岳まで登ってきました。女岳山頂から涌蓋山頂まであとひと踏ん張りです。
外輪山、久住山から見た涌蓋山は綺麗な円錐形をした山です。
玖珠富士(大分県)、小国富士(熊本県)の別名もあります。
しかし、近くで見ると、涌蓋山は双耳峰の由布岳みたいですね。
由布岳も正面登山口から眺めると、豊後富士の形をしていますね。

涌蓋山の山頂広場 九重山群(涌蓋山の山頂から)
山頂からの山の名前はこちら。←クリックです。
山頂に祠があります。大分県側と熊本県側、それぞれに祠が造ってあります。
山頂は360度の大展望です。生憎、かすんで見えませんでしたが。
山頂に、倒れたままのプレートがあります。
そのプレートには、阿蘇・高岳・根子岳。万年山・英彦山。由布岳・鶴見岳の文字が見えました。
倒れにくい小さい案内プレートを建てて欲しいと思いました。

下山道 下山道で逢ったご家族
山頂で360度の大展望と食事を楽しみ、さあ〜!下山開始です。
涌蓋越(林道)まで戻り、ひぜん湯登山口を目指します。
下山道の迷いそうな分岐点に、新しい標識が建てられていました。
この標識が無ければ、地図とコンパスで悩んでいましたね〜!
新しい標識を建てられたボランテアの家族のみなさんです。記念に一枚、パチリ。

笹竹が生い茂る下山道 ひぜん湯の登山口・正面にプレートが有ります
眼下に見えるひぜん湯、筋湯、地熱発電所を目標に下りて行きます。
途中、何箇所か、登山道が分かりにくい処(分岐点)がありました。
新しい標識が建てられていました。おかげで、山頂から1時間10分ほどで下りてきました。

ひぜん湯の登山口にあった民家は、集中豪雨で裏山が崩れ、流されたそうです。
知りませんでした。ご冥福をお祈りいたします。

ひぜん湯登山口から、スキー場の駐車場まで歩いて引き返しました。
50分もかかりました。筋湯温泉にタクシーがあります。
タクシー利用がいいと思います。私は登山地図から20分と判断しました。
登山地図に筋湯から、一目山まで45分の文字がありましたので。【おわり】

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