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津波戸山(つわどさん) 新・九州百名山

【山行日】2008年11月26日 【同行者】きよちゃんマッスルさん、gangeeの3人
【コース】登山口→巡拝前半コース→山頂→展望台→巡拝後半コース→登山口
【時間】自宅発:5時→登山口着:8時15分→登山口発:8時40分→山頂着:12時20分→
→行き止まりの展望台着:12時25分→八十八番目着14時15分→登山口着:15時20分。
(食事、休憩を含みます) 約7時間、石仏を探し、絶景の展望を楽しんできました。

【登山口の看板から】 丸写しです。

津波戸山・・・・津波戸山は、山香町大字向野字松尾地区にあり、標高529.4m。
集塊岩が侵食された奇岩絶峰が屹立し、県の自然公園に指定されている。
現在地は向野字小屋敷から歩いて1200mこれから谷間を1200mほど登れば、山上近くの
水月寺奥の院と伝えられている観音堂に着く。途中両岸に苔むした巨岩が聳える枯川の谷間に、
大きい弘法大師像が安置された霊場があり、両側の岩山には津波戸山弘法大師八八ヶ所が、
安置されている。
観音堂から80mほどで山上に達し、左に100mほど登ると素晴らしい眺めの津波戸山展望所に出る。
下山は往路を逆に下る。

1.津波戸山水月寺跡
養老年間、仁聞菩薩が国東の六郷満山六五ヶ所寺を開き、寺を本山中山末山とし、それぞれに、
本寺末寺を配したが、水月寺は本山本寺であり、この海蔵寺境内跡地に在ったと六郷満山の霊場記にある。

2.水月寺奥の院と硯石水
奥の院の本尊は、十一面千手千眼観世音菩薩で現在塊蔵寺の本堂に安置されている。
(町指定有形文化財で旧暦正月十日開帳される)
硯石水は奥の院と言われる観音堂近くの岩根からわいている清水のことで、これは、仁聞菩薩が
写経したとき、水が無くなり筆軸で岩壁を突いたら、そこから清水がわいたので硯石水と言う。
今もこの霊水で字を書くと上達すると言われる。

3.銅経筒(国指定重要文化財個人蔵)
平安時代後期永保三年一〇三八の銘があり、津波戸山で出土した。

4.津波戸山海蔵寺跡
享保二年立石藩木下候の祈祷所として現在地に再興。
昭和五七年松尾の小屋敷に転住した。

5.津波戸山弘法大師八八ヶ所
大正初年、津波戸山に土地所有の有志八人が諮って多額の喜捨を募り津波戸山腹の奇岩絶壁の間に、
弘法大師八八ヶ所霊場を開創し大師像を安置してある。
先祖が残した由緒深い霊場の廃滅を嘆き、山香町向野地区町づくり推進協議会が、町当局や議会の
ご理解とご協力のもと地区住民一致して、登山道参道の整備に取り組んだ。

                              平成七年十一月吉日 山香町向野地区町づくり推進協議会

自宅を5時に出ました。真っ暗なミルクロード、ヤマナミハイウェーを走ります。
暗闇のクネクネ道を走ると車に酔います。車に酔い、湯布院近くで休憩です。情けないですね〜!
水墨画の風景で車酔いを醒まし、湯布院インターから日出バイパスまであっと言う間でした。
しかし、国道10号線が分かりません。別府方面に走り、引き返しました。(笑い)

10号線を走り、立石峠を越え、向野小学校まで来ると、案内看板があります。
広い駐車場には、既に、きよちゃん、マッスルさんが待っていました。
大急ぎで準備を整え、腹ごしらえをし、いざ、出発です。初めての山はワクワクします。

ネットサイトで調べると、奇岩、岩峰、絶壁、の尾根歩きの険しい山のようです。
その岩壁に、石仏が八十八ヶ所あるそうです。では、津波戸山の画像レポートです。
車酔いの為、しばし休憩 駐車場
暗闇のクネクネ道を走ると車に酔います。由布インターの手前で休憩です。
由布インターから日出バイパスを走り、国道10号線を宇佐方面に走ります。
向野小学校の前に、大きな登山口案内看板があります。
案内看板に沿って走るとすぐ、広い駐車場に着きます。

登山開始 登山口
駐車場から津波戸山の岩峰を見ながら、コンクリートの道を10分ほど歩きます。
登山口にも大きな案内看板がありました。ここから自然林の中です。



  海蔵寺境内跡地の階段(一番目の石仏はこの上)
登山口にある案内看板
登山口から10分ぐらいで海蔵寺跡地に着きます。ここに一番目の石仏があります。
写真に撮っていませんでした。下山時にもここを通りましたが、写真に撮っていませんでした。残念〜!

二番目の石仏(弘法大師八十八ヶ所) 無明橋
2番目、3番目の石仏を確認して、少し登ると目の前に岩峰が現れます。絶景です。
岩峰のアップダウンの尾根を歩くと、【無明橋】が見えてきます。橋を渡ると10番目の石仏がありました。

岩峰(登山道から) 針の耳(登山道)
鎖、ロープの沢山付いた登山道に【針の耳】と書かれた空間があります。
登ったり下ったりの岩峰の尾根歩きです。少し険しいですが、面白いコースでした。

石仏のある登山道 山水月寺奥の院
48番目の石仏を見たら、本道に出ます。本道を山頂に向かって登ります。
ガラ場の谷間です。かなり急登です。山水月寺奥の院の看板のある休憩所です。
奥の院の横に【仁聞の硯石水】がありました。



           仁聞の硯石水

      右は説明看板の拡大画像です。→

分岐プレート 展望台
山水月寺奥の院を後にし、ガラ場で、おまけに急登の登山道を登りつめると、分岐プレートがあります。
右に歩くと、540mのピークだそうです。登山道なしのヤブコギだそうです。
分岐プレートから左へ歩き、展望台を経て山頂まで行きました。
展望台からの風景は絶景です。登ってきたコースが全て展望できます。

山頂プレート 山頂の先の展望台
展望台から、さらに数分歩くと、三角点のある山頂に着きます。
山頂プレートもちゃんとありました。山頂からさらに歩くと、絶壁の行き止まりです。
絶壁の展望台から”周防灘”が霞んで見えました。カスミがありましたね〜!
山頂の岩に人工的な穴が数個開けてあります。超古代史の遺物かなぁ〜?

弘法大師の石仏 六十六番から八十八番へ案内プレート
本道に、弘法大師の大石仏の案内プレートがあります。
岩の間を抜けると、弘法大師の大石仏があります。石仏を見て、また本道に戻ります。
六十六番からの案内プレートがあります。ここからまた岩峰の尾根歩きです。

六十六番目の石仏 登ってきた山頂、見晴台を振り返ります。

岩峰の石仏 岩峰の尾根
66番目から88番目の石仏は、全て確認できました。満足!満足!です。
石仏のある尾根から、360度の大展望を楽しみました。絶景ですね〜!
ここの展望には圧倒されました。感動しますね〜!!

ピークは展望台(下山道から) 登山道を振り返ります
津波戸山の本道は、谷間を登ります。谷間の両サイドの尾根に、八十八ヶ所の石仏があります。
少し険しいアップダウンの尾根歩きですが、目の前に広がる風景に感動しますよ〜!!
八十八全ての石仏を3人で探しましたが、残念ながら数箇所確認できませんでした。
感動的な岩峰を眺めながら、八十八ヶ所の石仏を探し、実に楽しい山歩きでした。【おわり】

同行者の方から頂いた登山道の画像です。少々険しい登山道ですが面白い登山道でした。【再度おわり】

【3人の探検隊が探し出した石仏の画像です】←クリックです。後でアップします。

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