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阿蘇・高岳、中岳(ミヤマキリシマ観賞登山)

【山行日】2008年6月7日  【単独】

【コース】仙酔峡登山口→仙酔尾根→火口壁→高岳東峰→大鍋(月見小屋)→中岳→展望台→登山口

【時間】登山口発:8時→火口壁着:10時→東峰着:10時30分→(食事)→中岳着:12時→砂千里方面へ→
→しばらくぶらぶら→展望台着:14時→登山口着:14時30分
約6時間30分、阿蘇山にいました。

徳川家康は、阿蘇高岳の仙酔尾根を登ったことがありません。
家康がこの仙酔尾根を登っていたら、家康人生訓もきっと違っていました。

人の一生は  ザックを背負って 阿蘇高岳の仙酔尾根を登るがごとし 急ぐべからず。
(以下は同じ文章)となっていたかも知れません。

家康が登ったことのない仙酔尾根を登ってきました。
仙酔尾根は、決して馬鹿尾根ではありません。人生尾根です。人生そのものです。
♪私の人生暗かった〜♪60〜70と真っ暗だ〜♪人生70年。
(藤圭子=宇多田ヒカルのお母ちゃん)の歌。

ときどき、休憩して人生尾根を振り返ってみます。
振り返ったそこには、自分自身の人生が見えます。

今日の人生尾根の登り始めは最高の人生が見えていました。(4歳以下・記憶に無い)
その後、雲に隠れ、とうとう見えなくなってしまいました。(5歳から今日まで)
今日の人生尾根は、私の人生そのもものでした。

急いだわけではありませんが、登山口に帰り着いたのはまだ14時30分でした。
下山時も人生尾根を降りようと思っていましたが・・・、止めました。
まっさかさまに、転げ落ちそうな予感がしましたので。

では、阿蘇・高岳のミヤマキリシマ観賞登山です。

花酔い橋(登山口) 仙酔尾根(鷲見平から)
登山口の花酔い橋を渡って、仙酔尾根(人生尾根)にとりつきます。
仙酔峡のミヤマキリシマは終わっていました。花の命は短くて〜です。
鷲見平の沢山の供養塔に一礼してから、仙酔尾根(人生尾根)に挑戦です。

登山道(人生尾根) 登山道からの展望
それにしても、しんどい登山道です。登り一辺倒の登山道です。休憩ばかりです。
曇り空でしたが、九重連山、万年山(はねやま)、英彦山が良く見えました。

溶岩の登山道 虎ヶ峰・鷲ヶ峰(登山道から)
久しぶりに汗をかきました。仙酔尾根は、別名人生尾根ですよ〜!しんどい!
虎ヶ峰、鷲ヶ峰の山頂に、プレートらしき物が建っています。

登山道 登山道
仙酔尾根、唯一のロープ個所です。ロープが不要になっていますね。登山道が造られたようです。

登山道を振り返ります 登山道を振り返ります
曇り空ですが、遠望がききます。外輪山の向こうの青い山脈は九重連山です。
双耳形の英彦山とそのお隣に三つのトンガリ山が見えました。
仙酔峡がはるか下方に見えます。休憩ばかりしています。

東火口駅(登山道から) 天狗の舞台を見ます(火口壁・分岐点から)
仙酔尾根の途中からの展望です。金峰山(一の岳、二の岳、三の岳)の向こうに雲仙普賢岳が見えます。
やっと、仙酔分岐点に着きました。分岐点は大鍋の火口壁です。
左手前方に今日の目的地、高岳東峰・天狗の舞台が見えます。

天狗の舞台 天狗の舞台から
ミヤマキリシマはまだ青々としています。花が終わったのも、ツボミもあります。
ガイドブックに載っているピンクの絨毯を期待していました。がっかりでした。
天狗の舞台方面からは、見ごたえ充分でした。良しとしましょう!

根子岳(東峰山頂から) 天狗の舞台(大鍋から)
根子岳を見ながらおにぎりを2個食べました。まだ、10時30分です。
ミヤマキリシマは期待が大きすぎました。大鍋の底を歩いて、中岳に行きます。

月見小屋と天狗の舞台 天狗の舞台(大鍋から)
今日は土曜日です。天狗の舞台も大鍋も大勢の登山者でした。
九重はもっと多い登山者でしょうね?お天気が心配でした。

中岳山頂へ 砂千里・東火口駅の分岐点
大鍋に高岳の分岐プレートが新しく出来ていました。
高岳には登らずに、そのまま道なりに中岳山頂をめざします。
右画像・・分岐点です。正面が中岳山頂プレート、左方向が砂千里方面、右方向が東火口方面です。
砂千里の方に少し歩いてきました。風景が少し違います。

西火口駅と噴火口(登山道から) 東火口駅への下山道(登山道から)
ここから高岳に引き返し、仙酔尾根を降る予定でした。や〜めました。
一日中どんよりとした厚い雲です。青空の下を歩きたいものです。
真夏の太陽がガンガン照りつける中を、汗をかき水を飲み、黙々と歩くのが好きなのです。

東展望台から 仙酔尾根(登山道から)
最近、阿蘇の噴煙がありませんね〜!
わが胸の 熱い思いにくらべれば 煙はうすし 阿蘇中岳
仙酔尾根(人生尾根)を数組のパーテーが歩かれています。

仙酔尾根に咲いていたミヤマキリシマ ミヤマキリシマより沢山咲いているマイズルソウ
仙酔尾根にピンク色が一株ポツンと。10cm位の株です。目立ちましたね〜!
高岳東峰に、マイズルソウがイヤと言うほど群生しています。
東峰から日の尾峠の登山道には、これまたイワカガミの群落がイヤと言うほどあります。【おわり】

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