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九重連山 九州本土最高峰・中岳の氷結した御池

【山行日】2011年1月18日  【同行者】ななこさん、うさちゃん、gangeeの3人
【コース】牧の戸峠登山口→中岳の御池(みいけ) ピストン登山
【時間】牧の戸登山口発:10時→久住別れ避難小屋着:12時→御池着:13時→牧の戸登山口着:15時

九重中岳の御池(みいけ)が完全氷結しているとの情報で、御池に行ってきました。
熊本市内は青空の見えるいい天気だったんですが・・・・・。
牧の戸峠に着くと、ガスがかかり、何にも見えません。

数名の登山者が諦めて下山されていました。
第2展望台まで登ったが、全く何も見えない、と言われていました。

九重温泉(山渓の湯)にでも浸かって帰ろうかぁ〜!
と、私はすっかり温泉モードになっていましたね〜! ところが・・・・。

単独行の男性が登山を開始されました。すぐ、影響を受けます。
”行くよ〜!”アイゼンを付け、ガスの中を登り始めました。

では、温泉モードから登山モードに切り替えて登った中岳の御池登山レポートです。
中岳はみいけ、大船山はおいけ、と読みます。
何のこと分からない?九重山群に興味がありませんね!(笑い)

牧の戸・駐車場 牧の戸・駐車場
瀬の本高原レストハウスから、ノーマルタイヤでは走れませんね。
スタッドレスタイヤorタイヤチェーンが必要です。ちなみに、私の車はスタッドレスタイヤです。
牧の戸峠の駐車場も除雪されていません。注意が必要です。

牧の戸登山口の樹氷のトンネル 第2展望所
ガスの中、ななこさん、うさちゃん、と御池を目指して登ります。
雪山が初めてと言うより、山歩きが初めてらしい うさちゃんは感動の連続です。
こんなに感動してもらうと、同行した甲斐があると言うものです。(笑い)

登山道 沓掛山から
沓掛山を過ぎる頃から、青空が見えてきました。目の前に銀世界が広がります。
北海道育ちのななこさんが言います。『雪は見飽きるほど見ていますが、山の雪景色は感動します』と。
街の雪景色を見たことの無い私は比べようもありませんが・・・・。
山の雪景色、自然界の雪景色、感動しますよ〜! 綺麗の一言ではないですね。二言です。(笑い)

沓掛山を振り返ります 登山道
沓掛山の山頂で、カメラマンの親子さんと出会いました。
『晴れてきたので、また登り返して来ました。陽を浴びるとまた綺麗ですね〜!』でした。

登山道(前方の山が久住山) 登山道(星生崎)
キョロキョロ、うろうろ、振り返り、ゆっくり時間をかけて、雪景色を目に焼き付けてきました。
うさちゃんが言います。『私じゃないみたい』と。ウ〜ン???です。
『私がここに居て、こんな雪景色を見るなんて、夢にも思わなかった!』 納得です!
なにしろ、天国の風景ですから。天国に居るようなものです。(笑い)

登山道 久住分れの避難小屋&バイオトイレ
先日より、ちょと色黒になった久住山を見ながら、避難小屋で食事休憩です。
避難小屋も貸切でした。おにぎり、インスタント味噌汁、カップ麺、何でも美味しいですね。

登山道(九州本土最高峰・中岳へ) 登山道(前方は空池)
お腹も一杯になり、中岳(九州本土最高峰)の御池を見に登山開始です。
御池は、完全氷結しているそうです。中岳に池があることを、うさちゃんは知りませんでした。
空池に沿って御池に登って行きます。空池の上に池があるのです。不思議ですね!

御池(みいけ)&中岳 完全氷結した御池
御池は完全氷結しています。お二人さんは恐る恐る池の上に乗ります。
ななこさんは、氷が割れ、この池に落ちた人を知っているようです。
氷の上に乗るとき、思い出したんでしょうね!怖がっていましたね。(笑い)

御池(撮って頂きました) 御池ですってんころりん
御池に着いた時、中岳は見えていましたが、遊んでいる間にガスが出てきました。
時間も押していますので、中岳山頂は諦め、下山しました。

うんちくを一つ。 御神渡り(おみわたり)

氷結した湖面が更に冷やされることにより氷は収縮し割れ目が生じる。
その割れ目に露出した水面が空気により冷やされ氷結する。
その後、湖面の温度が上昇すると周囲の氷は膨張し割れ目に張った氷を押し潰す。
すると、氷がせり上がった状態が湖面に出来る。
氷がせり上がった状態を御神渡り(おみわたり)と言います。
九州では、ここ御池だけに現れる自然現象です。うんちくでした。【おわり】

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