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黒岳登山 (高塚山・天狗岩) |
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黒岳(九重山群) 標高 天狗岩・・1556m 高塚山・・1587m |
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男池(おいけ)駐車場の看板 |
【日時】2006年3月31日・単独 【コース】男池登山口→かくし水→ソババッケ→風穴→天狗分かれ→天狗岩→高塚山(往復) 【時間】登山口発9時→ソババッケ着10時→風穴着11時→天狗分かれ12時→天狗岩12時10分 【下山】高塚山発13時30分→風穴着14時→登山口着16時30分 |
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九重・黒岳は、最高峰の高塚山、岩山の天狗岩、前岳、等の五つの峰からなっています。 黒岳の原生林・・・登山口の看板より↓ 人間の影響を受けない自然のままの森林を『原生林』といいます。 原生林は、文明の発展とともに急激に姿を消し、日本でも数少なくなっています。 ブナやカエデ類を中心とする原生林に被われた黒岳は、 『21世紀に残したい日本の自然100選』 (昭和58年1月)に選ばれた貴重な自然です。 この美しい自然をいつまでも、後世に伝えたいものです。 いや、伝えるのが、私達の使命です。枝一本折っても、自然破壊は進みます。 まして、盗掘など、まとまな人間のすることではありません。 ※一本のブナの木は、約1トンの水を蓄える力があるそうです。 ブナの落ち葉は、腐れにくいそうです。 腐れにくい落ち葉が 長年溜まって、スポンジみたいになるそうです。 そのスポンジの腐葉土が水分を蓄えるそうです。(TVで言っていました) 黒岳は、今日で2回目のチャレンジです。前回は昨年7月22日でした。 前回は、道迷い遭難の一歩手前でした。 今回は、サイト友人のまつやんさんの『まつやんの山歩記』を ジックリ読んで、再チャレンジしました。 おかげで、道迷いすることも無く黒岳の山頂を踏み、大自然を満喫してきました。 下山後の感想・・・ ビックリしました。原生林とは、こんな山なんですね。 落葉樹の森で、緑が見えません。 やっと見えた緑色は、岩や木に着いた緑の苔とシャクナゲの葉っぱぐらいです。 (柘植が少しありましたが・・) 黒岳から、見える大船山の北斜面には、緑は見えませんでした。 緑は一切見えず落葉した樹木が見事な光景を見せてくれました。 雪景色の素晴らしさにも、圧倒されましたが、冬枯れの景色も素晴らしいの一言です。 天狗岩、高塚山の両山頂からの展望は360度です。素晴らしいです。 高塚山も樹木の葉が落葉していて充分展望が楽しめました。 祖母山系、由布岳、鶴見岳の眺望は、素晴らしいです。 大船山の米窪、入山公のお墓も、手に取るように見えます。 登山道には、ユキワリイチゲ、ハルトラノオ、が群生していました。 登山時には、まだ開いていないのか、あまり見えませんでしたが、下山時には、 あちこちに、咲き誇っていました。 二組のご夫婦と、単独行男性と出会いました。黒岳は5名の登山者でした。 (牧の戸峠には、20数台の車が停まっていました。久住山の人気はすごいですね) ご夫婦には、ユキワリイチゲの花を、また別のご夫婦には、風穴の場所を教えて頂きました。 教えてもらえなければ、分かりませんでした。 |
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登山道 | 登山道 | |
男池の仮橋を渡って行きます。工事中でした。昨年は、裸足で渡りました。アホでした。 コナラ?ブナ?の樹林帯。落葉した樹林帯の登山道もいいです。 |
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登山道 | かくし水 | |
山歩きを始めてから、初めて先行者に追いつきました。熊本市内のご夫婦でした。 ユキワリイチゲを教えて頂きました。かくし水までは、あっと言う間に着きました。 昨年7月は、一時間ぐらいかかっています。 |
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ソババッケ | ソババッケ | |
昨年は、ソババッケまで来れませんでした。登山口から、約一時間で来ます。 ソババッケの落葉した自然林も感動的な光景です。紅葉、落葉、そして新緑、全てみたいですね。 |
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バイケイソウの芽吹き | つらら | |
バイケイソウは、群生していると綺麗です。沢山群生していました。登山道に群生しています。 つららです。寒くはありませんでした。登山道の水溜りは、氷っていましたがポカポカ陽気でした。 |
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風穴の分岐点 | 風穴 | |
ここの分岐点からの登り坂を、予想していませんでした。 ガイドブックには、距離は短いのに時間は、50分とあります。 疲れているから時間が かかるのだろうと真面目に思っていました。想定外の4輪駆動の急勾配でした。 風穴です。降りてみようと思いましたが、ロープが岩に凍り付いていました。止めました。 |
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登山道 | 大船山の北斜面 | |
風穴から天狗分かれまで、急勾配が続きます。休憩と水の補給ばかりです。 休憩中に眺める大船山北斜面の光景は見飽きません。緑が見えません。冬枯れの風景です。 紅葉の時期が想像できます。今年の紅葉は、ここです。決まりました。 |
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天狗分かれ | 天狗岩(登山道から) | |
風穴からここまで一時間かかりました。天狗分かれから、天狗山頂まで10分でした。 岩場があるのは分かっていましたが、ここも想像以上でした。 |
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平治岳&高塚山(天狗峰山頂から) | 由布岳遠望(天狗峰山頂から) | |
岩に天狗1556のペンキの文字があります。祖母山系、阿蘇の根子岳も見えました。 | ||
黒岳(高塚山)山頂 | 天狗岩(高塚山頂から) | |
高塚山の山頂からの展望もいいです。岩に登ると展望がききます。 天狗岩の山頂は、岩ばかりですね。天狗岩に登るのが、険しいわけです。 |
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ユキワリイチゲ | ハルトラノオ | |
登りの時は、あまり見えませんでしたが、下山時にはアチコチに群生していました。 熊本から来られていた御夫婦は、年々ユキワリイチゲが少なくなっていくのを、危惧されていました。 盗掘は犯罪です。見かけたら警察に届けましょう!大分県警は、即逮捕します。 熊本県警は、呼び出して始末書でしたが即逮捕するようになりました。 |
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