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根子岳・西峰・リベンジ

【山行日】2007年8月12日(日)【同行者】修平
【コース】鍋の平キャンプ場→西峰→日の尾峠登山口→鍋の平キャンプ場
【時間】キャンプ場発:8時50分→西峰分岐着:11時40分→西峰山頂着:12時10分→
→ヘルメット看板着:13時→日の尾峠着:15時 約6時間の山歩きでした。(休憩、道迷い含)
【出会った登山者】無・・・山頂は雲の中、おまけに小雨、そして強風。アホしか登りません。
【注意】山は自己責任です。このコースは死亡事故が発生しています。

昨年の11月16日に鍋の平キャンプ場から根子岳・西峰を目指しました。
結果は登山中に怪我をして、赤ちゃん歩きのハイハイで下山してきました。
それから、約8ヶ月ぶりのリベンジです。
実は、昨日11日にキャンプ場近くまで行ったのです。
しかし、どうも足が良くありません。前回の山歩きから10日は経っているのですが・・・。
引き返すことにしました。臆病者ですね〜〜。

今日、長男(修平)を連れて再度登ることにしました。
『お父さんも松坂になったね』 そうです。リベンジです。

俵山トンネルを通り、高森町に入ります。
いい天気ですが、阿蘇五岳は雲の中です。根子岳は全く見えません。
僕一人なら山登りは取り止めますが、修平が一緒です。登ることにします。

鍋の平キャンプ場には、大小様々なテントが張られています。
キャンプ場の駐車場に車を停め、簡単な準備を済ませ登山開始です。
ここの登山口は、良く分かりません。
昨年同様、キャンプ場から有刺鉄線沿いに登って行きます。

踏み跡が良く見えません。しかし、自然林の中に入ると踏み跡が見えてきました。
しばらく歩くと、また踏み跡はススキに覆われて見えません。
大変な登山道です。登山道のど真ん中にある大岩まで登ってきました。
ここでしばらく休憩です。昨年に比べるとかなり時間がかかっています。

この時期のこのコースは避けた方が賢明です。何しろ、登山道が見えません。
12月〜3月頃、ススキ、樹木等が枯れてからがいいですね〜!
このコースを歩きながら、つくづくそう思いました。後の祭りですが・・・。

やっと、昨年足を怪我した場所まで登ってきました。
『お父さん、ここから4つんばいで帰ったの?』修平が言います。
自分でも、驚きますね〜〜。たいしたもんです。ここから下りたんですから・・・。

怪我した場所を過ぎ、第1のピークに着きました。
風が強く、雲がすごい勢いで流れます。台風並みの風です。
山頂付近は、相変わらず、雲がかかっています。雲は、取れそうにありません。
引き返すのも大変です。登るしかありません。

第1のピークから岩を巻くように下におりて、第2のピークに向かいます。
第2のピークは、簡単に越えられます。あっと言う間に越えました。
第2のピークを過ぎると、真正面に岩肌が見えてきました。
『お父さん、あれをどうやって登るの?』
『チャンと、踏み跡がある!心配するな!』

よく見えない踏み跡をたどって登って行きます。風は益々強くなってきます。
分岐点にプレートがありました。『西峰』の矢印プレートです。
この分岐点から西峰に登っていくようです。
歩いた感想:ここからは単独では危険です。ここまでも、ヤブ漕ぎで大変でしたが
ロープがありますが・・・。危険です。

ロープと木の根っ子と岩を掴んで登りました。
ガス(雲)の中です。小雨も降っています。
一歩間違うと谷底です。修平が良くついてきましたね〜〜。

岩場のコースを越え、笹竹に覆われた登山道を登るとやっと、西峰山頂プレートがありました。
昨年から恋焦がれていた西峰山頂プレートです。
以外でした。プレートが小さいのです。A4用紙の半分ぐらいの大きさでした。

相変わらず強風が吹き荒れています。
周りは、ガス(雲)です。展望は全くありません。
直ぐ、分岐点まで引き返し、日の尾峠登山口まで向かいます。
ここは、初めての登山道です。先の台風で登山道が崩壊しています。

踏み跡を探し探し歩いて行きます。一歩踏み外すと、そのまま谷底です。
笹竹で踏み跡が見えません。踏み跡がないようです。慎重に歩きます。

やっと見覚えのある地点まで、登ってきました。
『これより先、危険』、ヘルメットをかぶせたプレートの地点まできました。
ここも、登山道が崩壊しています。登山道が消えています。

天気が良ければ、天狗峰の近くまで行く予定でしたが、ガスでなにも見えません。
登山道も先の台風で傷んでいます。日の尾峠まで急いで下りて行きます。

下山の途中、道を間違えていました。
風景が見えず、赤いテープの指示通りに下りてきました。
ガスが取れ、見えた風景は、ヤカタガウドへの下山道でした。
ヤカタガウドへ下りたら、コンクリートの道を2時間近く歩くことになります。
2時間もコンクリートの道は、イヤです。

登り返すことにしました。この時点から修平が極端に遅れるようになりました。
コンクリートの林道が見えている地点から、また登り返したのです。
精神的なダメージでしょうね〜??
僕が心配するくらい遅れます。
でも、ここは間違った地点まで引き返すべきです。
林道が見えている地点から、踏み跡はバラバラになっています。
バラバラのふみ跡を歩いたことがあるのです。最後は崖になっていました。

30分ほどかけて、間違った赤いテープの地点まで引き返えしました。
あの赤いテープに2度だまされました。あの場所には分岐プレートをつけるべきだと思います。
日の尾峠に下りてきたのは15時でした。
ヘルメットの看板プレートから、1時間のところを2時間かかっていました。
鍋の平キャンプ場から、危ないと言われている山の中を6時間も歩いていました。

日の尾峠から、キャンプ場まで約30分かかりました。
ガスで天狗峰は見えませんでしたが、西峰山頂プレートは見てきました。
山頂プレートと念願のご対面ができ、満足感は充分味わいました。いい山登りでした。

『がんちゃんが、お味噌汁が美味いと言ってくれて嬉しい〜』と女房が言った日。
2007年8月13日 記 【おわり】

阿蘇五岳は雲の中です 登山口(鍋の平キャンプ場)

南外輪山を眺め、登山道の大岩で休憩です。 登山道(自然林の中)
南外輪山、あの外輪山を縦走出来たら、いろんな意味で人間自信がついて、
人間的に成長するかもしれませんね〜!何時の日か必ず歩きますよ〜。


第1のピーク
第2のピークを振り返ります。
第1のピークを振り返ります。

南峰(登山道から、ガスの切れ間に) 天狗峰(登山道から、ガスの切れ間に)

西峰(登山道から、今から登ります) 分岐点プレート
この分岐プレートから、山頂まで約10分ほどでした。
しかし、垂直の登山道です。滑落したらおわりです。
登山道(分岐点から、いきなり崖をよじ登ります) 登山道(元高校球児もヘッピリ腰ですね〜)




ヘルメットのある看板

ここが崩壊していました。
西峰山頂プレート(小さいプレートでした)
西峰山頂プレートと対面し、日の尾峠に下山しました。
登山道が先の台風で傷んでいました。このコースで平成6年に死亡事故が発生しています。
西峰に登山される方は、細心の注意が必要です。念のために。【おわり】

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