定年おやじのアイスランドひとり旅 30

6月8日(月)   26日目   ロンドンへ
ブルーラグーン温泉行の便数が少なく、朝7:30に宿にバスが来ます。
朝食が早い人用に、一階のレストランは6時から始まります。
ホテルの前でピックアップを待ちますが時間になっても来ません。
ホテルのフロントに言うと、電話で確認しています。
「もう直ぐ来るそうです」との回答でしたが、電話のやりとりからして、忘れていたみたいです。
一昨日と同じように、バスセンターで乗り換えです。
バスセンター ブルーラグーン温泉行バス

朝早いからでしょうか、宿からは私一人、ブルーラグーン温泉行バスも5人。
レイキャヴィックの街ともお別れです。行く途中の新興市街には、ケンタッキーもマックもありました。
しばらくは、空港へ行く道路です。左は荒野、右は北極海です。海も空も真っ青です。こんな青は初めてです。
北方向 北方向 北極海

何故日本の空はこんなに青くないのでしょうね。
排気ガスもあるでしょうが、黄砂がいつでも有るのでしょうか。
日本本土は無理としても、沖縄もこれほどは青くなかった。ハワイもこんなではなかった。北極圏の空です。
高速より高速な普通の道 地熱発電所

地熱発電所の側を通って温泉治療の病院の前で停まりました。ここかと思って降りかけたら違いました。
一人降りました。青い湖が見えてきました。バスを降りて、トランクはバス停にある小屋に預けます。
200m位溶岩の間を抜けて、ブルーラグーン温泉です。
受付でロッカーキーを貰います。水着、バスローブ、バスタオル、タオルを貸しています。
バスタオルだけ借ります¥600。スモークドサモンは安い
ブルーラグーン温泉へ これは場外 恥を忍んでこれに入ればタダ
入った正面 先はレストラン 受付 真直ぐ行ってロッカーローム

ロッカールームは男女別でした。キーは電子キーでロッカーに当てるだけです。
階段を下りて、何ブルーというのでしょう。青白いお湯です。
カメラをロッカーに戻すために、先に写真撮影、監視員の人にシャッターを頼んだら、
手を振って「私はダメ」。私ではなく、撮ってはダメといった感じもしたので判らない振りをしました。
若い女の人に頼みました。彼女はカメラは慣れていました。つかの間に2枚シャッターを押しました。
お湯は、日本よりはぬるめ。上がると、バスタオルを掛けていても寒い。
渡り廊下 遠くの点は人の頭
温泉・露天風呂
これはサウナ 色々な打たせ湯が並んでいる

お湯の底は凸凹は有りますが、均してあります。
遠くに行くにつれて徐々に深くなっていて、温泉で溺れても体裁が悪いので、私の首の所まで行きます。
泳いでみました。塩水です。底には白い粉が沈殿して固まっています。
珪酸(シリカ)だそうですが、皆それを顔に塗っています。

一昨日のバスツアーのドライバーは珪酸が体にいいんだと言っていましたが、
珪酸も珪素も何処にでもあるし、体にいいとしたら、別の微量成分だと思います。
日本のような温泉の泉質や効能の看板は見あたりませんでした。
浴場に洗い場は無く、ロッカールームの隣のシャワー室が洗い場です。
不思議な温泉・ブルーラグーン お湯の中はこんな感じ

売店では、日本のように、入浴剤とか石鹸や化粧水にして売っていました。
泉源が何所かは判りませんでした。この広いお湯を同じような温度に保つには、一ヶ所から出ているのでは無理。
パイプで何箇所かに分けて出しているのでしょうか。近くに地熱発電所があったので、そこの温排水かも知れません。
でも、こんなに沈殿物の多いお湯では発電もメンテが大変でしょうね。

温泉は至る所にあり、レイキャヴック市内にはヘルスセンター、
田舎には日本の秘湯のようなのも、在るそうですが、ここが一番メジャーみたいです。
どさまわりの芝居は無いものの、一日くつろぐ所なのでしょうが、私は空港に行かなければなりません。
空港行のバスは便数がありません。空港行のバスに乗ったのは私一人。
温泉の周りはまるで月世界。溶岩台地に苔が生えただけ。昔、NASAはここで月面着陸の訓練をしたそうです。
苔だけ 苔だけ
苔だけ 空港だけ

早く着いたので、空港の近くに咲いていた青い花を確かめに行きます。
ルピナス 待合室

背の低い(30cm)ルピナスでした。薄紫の一色だけです。
アイスランドの野原で、苔に次いで目に付くのは、このルピナス、キンポウゲ、位です。
出国ではなく、手荷物検査だけで、免税店のある待合に入ります。ここは、国内線共用です。
店を観て回ります。キティーちゃんコーナーがあります。

ご当地キティーは有りませんでしたが、サンリオはすごいですね。
動物に似せたグッズは沢山有りますが、実物より可愛いのはありません。
テディーベアもパディントンも大して可愛くもありません。動かないからでしょうか。
ならば、可愛く動くのを作れば売れますね。今の技術では易しいでしょうに。
キティーちゃんコーナー 空港レストラン

中国では平気で偽者を売っていましたが、ここは本物です。
どうせ輸入ですから、そんな手の込んだことはしません。
アイスランド音楽のCDコーナーで、聴いたことのある曲が架かっています。
坂上二郎が歌っていた、曲名は知らないけど、せりふの入った学校の先生を歌った曲です。
違うかもしれませんが、よく似ています。電気製品売り場の高いこと。

今度は、ビールとつまみを売店で買って乗ります。やはり、もう一度出国審査ゲートがありました。
ということは、デユーティーフリーと書いてあったけど、どうするの?
イギリス上空を飛んでいますが、下は殆んど雲です。スコットランドの島がチラッと見えました。
ウインザー上空からヒースローに、ロンドンは曇りヒースロー20:10着。宿には22時近くになりました。
スコットランド アイレー島左はジュラ島 ウインザーとヒースローの間の貯め池群

今晩の50ポンドを払って、預けた荷物を貰って、部屋は3階でした。
4日間携帯が繋がらなかったので、パソコンを借りてメールを見て、日本にメールして置きます。
宿の人に3泊4日のアイスランドが460ポンドだった話をしたら、それはメチャ安いと言っていました。
元は、もっともっと高いアイスランドだったのです。
残り1日、天気がよければ、グリニッジ辺り行って見たいけど、どうでしょうか。

6月9日(火)  27日目  ロンドン  出国

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