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根子岳・見晴らし新道登山

【山行日】2007年11月11日(日)【同行者】YOUさん
【コース】見晴らし新道登山口→天狗コル→ヤカタガウド登山口
【時間】登山口発:8時50分頃→天狗コル着:11時20分頃 登り約2時間30分→下山約1時間でした。
【注意】山は自己責任です。老婆心ながら。

YOUさんから、メールをもらいました。10月25日、同じ日に同じコースを登りましたと。
YOUさんは、僕より後から登り、僕より先に下りておられました。
『私も根子岳が好きです。ご一緒しませんかぁ?若い頃、見晴らし新道を登りました。』
『数年前、再度登りましたが、崩壊個所から引き返しました。』のメールでした。
『見晴らし新道を登りましょう!』と、即返信です。僕の即返信は珍しいことです。

11日(日曜日)に、見晴らし新道の登山口で待ち合わせをしました。
登山口に9時に集合です。登山口の少し上の駐車場に、8時30分頃着きました。
一人の男性が近づいてこられ、声をかけられました。
『ganさんですか?YOUです。』
『はい、ganです。良く分かりましたね?』
『25日に登山口で、ganさんの車を見ていましたからね〜』
僕は車の区別が全くつきません。驚きますね〜!車見分けも一つの才能です。

9時に待ち合わせでしたが、9時前には出発しました。初めての登山道です。
この登山道は、天狗のコル下山口に、進入禁止の看板が付けてあります。
ところが、ヤカタガウド登山口には、進入禁止の看板が付けてありません。

色々、情報を集めると、登れるようです。山は自己責任と言う事でしょう〜ね?
自己責任とは言え、滑落死亡事故が2度も起こっています。
一人で、しかも初めて見晴らし新道を登るには、命知らずの勇気がいります。
僕の場合は、この勇気を勇気とは言われず、アホだなぁと言われていま〜すが。

僕はアホ勇気の持ち主だったんですが、登山中に足を怪我しました。
足を怪我してから、このアホの勇気が消えてしまいました。
足の怪我のおかげで、随分と賢くなったようです。
賢くなりすぎて、最近、単独山歩きに恐怖を感じています。

そんなことはどうでもいいのですが、さて、見晴らし新道を登った感想です。
ヤカタガウドより、確かに見晴らしはいいです。名前が見晴らし新道ですから。
しかし、このコースの単独登山は、危険が多すぎると思いました。
狭い尾根を踏みはずしたら、おしまいです。怪我をしたら遭難です。
家族には、必ず登るコースを言っておくべきです。万が一の為に。

このコースは、ベテランの登山者向きだと思いました。
大戸尾根コース、釣井尾根コース=初心者。
ヤカタガウドコース、西峰コース(危険の看板の上のピークまで)=中級者。
見晴らし新道=上級者だと思いました。僕だけの勝手な思いです。参考になりません。
それでは、初めて登った見晴らし新道の画像山行記です。

※山は自己責任です。このコースで2件の死亡事故が起っています。
見晴らし新道の尾根と天狗峰(下山時撮影) 登山道からヤカタガウドの登山口を見る
見晴らし新道の登山口から、黒土の急勾配の登山道を登って行きます。
はぁはぁ、ゼイゼイ言いながら急勾配を登ると、見晴らしの良い狭い尾根にたどり着きます。

紅葉の中の登山道 先行するYOUさん 登山道から阿蘇・高岳
急斜面を尾根まで登ってくると、ここからアップダウンが続きます。
ところどころに、展望の良い場所があります。
自然林の中、実に気持ちのいい登山道です。この付近まではです。
登山道は、極めてはっきりしていました。はっきりした踏み跡です。
かなりの人が登られて、かなりの人が引き返しておられるようです。
(踏み跡から、判断してそう思いました)

登山道:最初の崩壊個所です。 登山道から、登山口を見下ろします。
数年前にYOUさんが、引き返した処までやってきました。
今は、安全のため、ロープが取り付けてありました。
ここは簡単に通過できました。たいした事は無いと思いましたが・・・・。
ここからが険しい登山道が続きました。引き返すならここから引き返しましょう!

これ以上登ると、引き返せなくなります。アップダウンが続きます。

登山道:絶壁を下りて行きます。 登山道からの風景
崩壊個所を過ぎた後も、険しい登山道が続きます。
アップダウンの連続です。このコースには、見晴らし台が数箇所作ってありました。
すべて絶景です。ため息が出ます。ヤカタガウド、西峰コースの紅葉が手に取るように見えました。

天狗峰(登山道から) 西峰方面(登山道から)
見晴らし台から眺める天狗峰は、なんとなく登れそうに見えました。
直角に聳えている様に見えた天狗峰も、ここから見るとゆるやかな?勾配に見えます。
天狗のコルも見えます。コルから4〜5mをクリアーすると登れそうです。
西峰方面に人影が見えました。西峰じゃないトップに2〜3人の人影が見えました。
日の尾峠から登って来た登山者でしょう!西峰トップ登山はここです。←クリック。

登山道から 登山道から

登山道から 登山道から
この尾根を歩いてきました。アップダウンがありますね〜!!
まだまだ、紅葉は見ごたえ充分でした。ヤカタガウドより綺麗に見えました。
右画像のトッペンに立って、ヤカタガウドを眺めてきました。

登山道から 天狗のコルの近くの看板
この画像(↑)のトッペンに立ったのです。自慢で〜す。
天狗のコルの近くにある進入禁止の看板です。ここまで来るのに幾つのトップを踏んだか忘れました。
険しいアップダウンの連続でした。このコースを下山するのは・・・・・?やはり、危険です。
進入禁止です。登山口に進入禁止の看板がないのは、山は自己責任と言うことでしょうね〜。

天狗のコル 地獄谷(天狗のコルから)
今日のヤカタガウドはすごい数の登山者でした。すごい人気だと思いました。
せっかく登って来たのに、コルから地獄谷を見ずに、縦走路を歩く登山者もおられました。
地獄谷を覗けばいいのに〜〜!!東峰山頂も、すごい数の登山者が見えました。

ヤカタガウドの谷間の紅葉 ヤカタガウドに下りてきました。
YOUさんとコルの近くで、お昼を取り、山談義に花を咲かせました。
YOUさんと、いつかは天狗のトッペンを踏みましょうと・・・。
今日も、天狗峰を縦走されるメンバーがおられました。やってみたいですね〜!
YOUさんのおかげで、念願だった見晴らし新道を登ることができました。
ありがとうございました。心から御礼申し上げます。【おわり】

  見晴らし新道からの紅葉をスライドショーにしています。←クリックです。

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