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阿蘇・九重の湿原 野の花散策

【山行日】2010年8月29日  【同行者】陽だまりさんとこちゃん、gangeeの3人
【コース】阿蘇・九重の湿原

陽だまりさんに、サギソウの咲く湿原を案内してもらいました。
サギソウは熊本県の絶滅危惧種です。
サギソウをネット検索しても、サギソウは湿原に咲いている、ことしか分かりません。
サギソウに逢いたくて、一人で阿蘇・九重の湿原を探してみました。
しかし、探し出すことができません。

絶対内緒、秘密厳守の約束で、陽だまりさんから案内してもらいました。
ガイド料無料で。(笑い)

数年前まで、私のホームページで登山道の野の花をどんどんアップしていました。
最近、野の花がどんどん消えています。実感しています。
野の花の咲いている場所は、ネット上で公開するものではない、と最近思っています。
気付くのが遅いですね。登山道の野の花を削除した方がいいのかも?

こんなに魅力のある山野草を盗掘する人など、いないと思っていたのです。
ところが、人それぞれ、平気で自宅に持ち帰る人もいるのです。

阿蘇で山野草を摘み取っているハイカーを見ました。
即、注意しました。山野草を採るのを止めると思ったのですが・・・・・。
止めるどころか、私が撮影している山野草を目の前で引き抜いたのです。

『警察に言うぞ!』
『言え、言え』。完全に馬鹿にしている答えです。

盗人の顔写真を撮り、車のナンバーを控え、警察に届けました。
顔写真を撮ったら、反抗しましたね。証拠写真だと怒鳴りつけました。
しかし、届けた警察は、管轄外だと取り合ってくれません。

阿蘇自然管理事務所に届け、管理事務所に動いてもらいました。
数日後、警察から自宅に連絡がきました。
山野草盗掘の犯人が警察に出頭したとの連絡でした。

確信犯の山野草どろぼうでしたが、始末書で済ませました。
警察が始末書でいいですか?と言うので了解しました。

その後は即逮捕してもらっています。逮捕者は前科1犯です。前科者になります。
女房は恨まれて殺されるよ!と心配しますが、私は許すことができません。
では、初めて見た湿原の山野草です。絶滅危惧種です。
 
自生のサギソウ 園芸品種のサギソウ
湿原に足を踏み入れると、小指の爪ぐらいの白い花が見えます。
老眼が進み眼鏡が合いません。眼鏡を外し、白い花に近寄るとサギソウでした。
園芸品種でサギソウを見ていたのですが、園芸品種より、一回りも二周りも小さい花でした。
しかも、茎の先に一輪だけ咲かせています。
5個も6個も咲く、園芸品種のサギソウと大違いでした。

ナガボノシロワレモコウ ワレモコウ
吾亦紅(われもこう)、すぎもとまさと:歌 いい歌ですね。
特に、親孝行もしないで母を亡くした私には胸にグ〜ンとくるものがあります。
親孝行をしましょう!!♪あなたに〜あなたに、あやまりたくて〜♪ 亡くした後では遅いですね。

イヨフウロ ツクシフウロ
アップ画像で色の違いは分かりますが、花の大きさが違います。
ツクシフウロの方が、二周りほど大きいです。それに熊本県の絶滅危惧種でなかなか見れません。

キカラスウリ シラヒゲソウ
シラヒゲソウ、この花も絶滅危惧種です。
シラヒゲソウは、キカラスウリに似た花と思っていました。あまり興味がありませんでした。
ところが、一度見るとトリコになりそうです。大きさは小指の爪ぐらいの大きさです。
それに、キカラスウリと品が違います。ちょと気取ったおしゃれな花です。

アギナシ ミズトンボ
ここの湿原には、色々な野の花が咲き乱れていました。
これだけ多くの野の花が咲いていると、花に酔ってしまいます。

一人寂しく登山道を歩いていると、目の前にはじめて見る山野草が咲いています。
胸が高鳴ります。どきどきします。恋焦がれた人に出逢えたときめきです。
あの胸のときめきを味わいたくて山を歩いているようなもんです。

しかし、あまりにも花が多すぎると100年の恋が一瞬で消えたような感じです。
それほど沢山の山野草が咲いていました。びっくりです。場所は内緒!!

ミズオトギリソウ ミヤマウズラの群生
ミズオトギリソウは午後3時前後に開花するそうです。開花した花はネット検索を!
初めて見るミヤマウズラは残念ながらまだツボミでした。群生していました。びっくり!!

サワギキョウ ミソハギ
サワギキョウもミソハギも群生していました。
花の色がいいですね。花も独特の形です。

ヤツシロソウ ベンケイソウ
初めて自生のヤツシロソウを見ました。
残念ながら、ヤツシロソウ、ベンケイソウ、も少し花の時期を過ぎていたような感じでした。

ツリフネソウ シロツリフネ
ツリフネソウ、ハガクレツリフネ、キツリフネ、も咲いていました。
シロツリフネは以前撮った写真です。色が落ちた程度でしたが・・・・。
真っ白のツリフネソウも咲くようです。

ツユクサの群生 キセルアザミ(マアザミ)の群生
ツユクサもこれだけ群生していると見事です。薄緑の中に、青いツユクサが光っていました。
初めて見るアザミです。名前は・・・・?キセルアザミです。秋のアザミは種類が多すぎますね。(笑い)
野菊と一緒で、全て【アザミの仲間】、【野菊の仲間】です。すみれも。(笑い)

ナンバンギセル コシロネ
アップした野の花以外にも、沢山さいていました。
高原の登山道にも野の花が色々咲きますが、湿地帯の花の多さにはビックリしました。
陽だまりさんと、とこちゃんに感謝です。
一人では、サギソウもシラヒゲソウもヤツシロソウも見ることは出来なかったです。【感謝】

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