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南阿蘇の山で出会った野の花たち

【日時】2006年9月7日・単独
【コース】南外輪山一帯
ヒメノボタンを見る為に、南阿蘇の山を歩いてきました。
阿蘇の山は、毎年野焼きが行なわれています。
阿蘇の1000年の草原は、この野焼きによって守られているのです。
私は、野焼きの重要性を知りませんでした。
まして、野焼きが阿蘇の草原を守っているなどとは、
思いもしませんし、考えた事もありませんでした。

野焼きは、危険を伴う大変な作業です。
この大変な作業を地元の人々だけで行い、阿蘇の草原を維持していたそうです。
地元阿蘇でも、過疎化、高齢化が進んでいます。
地元の人々だけでは、野焼きが出来なくなり、現在は、ボランテァの方々が協力されています。
勿論、手弁当持参の危険を伴う勤労奉仕です。

今年は、ボランテァの方々の協力を得て、数年ぶりに阿蘇の夜峰山の野焼きが、行なわれました。
危険を伴う大変な作業です。私は、ただ眺めるだけですが・・・・・。(何時かは・・)
そんな草原に『ヒメノボタン』は、咲くそうです。阿蘇草原に行ってきました。
緑の草原の中に、ピンクの色を輝かして、ヒメノボタンが咲いていました。

■ 不来方の お城の草に 寝ころびて 空に吸われし 十五の心(啄木)

ヒメノボタンから、十五の心が感じ取れると、野の花図鑑に書いてありました。
純真無垢な十五の心を、私がこの花を見て思い出すために、盗掘は絶対ダメです。
(今のこの国は、14歳でおかしくなってしまいますが・・・)

昨夜、NHKで、日本の名峰があっていました。
『黒百合』は、咲くまで数十年近くも歳月がかかるそうです。
野の花の多くは、蝉のように数年間も土の中で、頑張り、綺麗な花を咲かせ、直ぐ散ってしまいます。
盗掘は犯罪です。自然を守って行きましょう!!

昨年に比べ、南阿蘇のマツムシソウが減っています。
昨年は私が、見ることの出来たハバヤマボクチが1株も見えません。
盗掘は犯罪です。自然を破壊する行為です。
100年先も、自然の中で同じ花が見れますように・・・・・。gangee 拝
ススキ ハバヤマボクチ(やや稀)
ススキ:ごく普通、しかし街中では見れませんね。南阿蘇の山は、もう秋の風情です。
前方の山が鞍岳です。左に、八方ヶ岳が霞んで見えました。

カワラケツメイ(やや普通) タヌキマメ(やや稀)
カワラケツメイ:花丈は60cmぐらいまではなります。花は7o前後です。
タヌキマメ:初めて見てきました。群生していました。花径は1cm前後でした。

ヒメノボタン(稀) ノイバラ(普通)
ヒメノボタン:この花を見に歩いてきました。綺麗なピンク色です。15歳の乙女の心の色だそうです。
ノイバラ:数輪咲いていました。真っ白でした。私の心の色です。(爆笑!)腹の中は真っ黒です。(苦笑!)

ヒキヨモギ(稀) ゲンノショウコ(やや稀)&花後
ヒキヨモギ:一度出会うと、何度でも出会えます。
ゲンノショウコ:花後←クリック(ブラウザ左上の戻るで戻る)



ロクオンソウ(拡大画像)
星型の花です。
説明しなくても見れば分かりますね。(笑い)
ロクオンソウ(やや稀)
初めて見てきました。数株咲いていました。



アキカラマツ(拡大画像)
似た花に、ノカラマツもあるそうです。
ノカラマツは、稀だそうです。
『カラマツソウ』を見てみたいです。


アキカラマツ(普通)

キンミズヒキ(普通)&花後 ヒカゲミツバ(稀)
キンミズヒキ:花後をジックリ観察してきました。ヒカゲミツバ:この花は綺麗です。花径:2mm前後です。

ナンテンハギ(稀) マツカゼソウ(やや稀)
クサフジに似ていますが違います。この花も初めて見てきました。ヤマハギは登山道に満開でした。
マツカゼソウ:風にゆれ、撮影はピンボケばかりでした。陽の当たらない場所に咲いています。



オミナエシ(やや稀)


オミナエシ(拡大画像)
緑の草原に、黄色い色が目立ちます。
秋の七草:食べるのですかね?
色が鮮やかです。ほんとに食べる??

キツネノマゴ(普通) ミシマサイコ(ごく稀)
キツネノマゴ:ピンク色と白っぽい色があります。『キツネ』とか『タヌキ』とか・・・・。
『ウサギ』『リス』とかも付ければいいのに・・・。解説:花がウサギの耳に似ています。
花がリスの尻尾に似ています。とか。(笑い)
ミシマサイコ:オミナエシと葉っぱが違いました。※『ミシマサイコ』のようです。(9/8)
ミシマサイコ・・不思議な名前ですね。【おわり】

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