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感動した映画 その2
◆ふうてんの寅さん 第48作(寅次郎紅の花)1995年
2007年1月27日 NHKBSテレビ マドンナ・浅丘ルリコ 後藤久美子
 寅さん映画の最後の作品です。NHKBS放送で、今、見ました。
 最後の寅さん映画とあって、山田洋次監督がNHKのスタジオに来られていました。
 映画の内容は、満男が泉ちゃん(後藤久美子)の花嫁行列をつぶして、
 そのまま当てもなく旅に出ます。たどり着いたのは、奄美大島でした。
 この奄美大島で、リリーと生活している寅さんに出会います。
 そんな内容の映画です。思い出しましたか?

 毎回、放映の後に、司会者の方が作品の感想を述べらます。
 このコーナーに山田洋次監督が、ゲストとして出られていました。
 寅さん映画には、日本の懐かしい風景が沢山映し出されています。

 山田監督が言われていました。
 寅さんシリーズを作っている間に、日本から、土(つち)の道が無くなりました。
 他にも、目に見えてた物がどんどん無くなりました。
 でも、一番無くなったのは、目に見えない【人情】です。と。
 司会者の3人さんは、人情にあまりピンと来なかったのか?
 発言が放送カットされたのか、SLも無くなりましたね。とか言われていました。

 山田監督が、言われた人情がどんどん日本から、消えていると僕も思います。
 おかしな日本になっています。そう思いませんか?
 日本人に愛される寅さん映画は、日本人がここ数年で失っている何かを、
 教えてくれると一人で思っています。
 みなさん、寅さんのビデオを時間を作って見ましょう!
 心が豊かになって、活力が出てきますよ。



◆ めぐみー引き裂かれた家族の30年 (2007年1月16日・鑑賞)
2006年 米国 監督:クリス・シェリダン&パティ・キム 
 今、観てきました。見終わった感想です。
 TV報道の繋ぎ合わせでした。報道されたものばかりでした。
 TV報道された中のほんの一部の感じでした。
 TV報道の方が、より詳しいです。

 この映画一本で世界の世論が高まったのなら、この国が
 いかに拉致問題をホタッテイタかの証だと思いました。

 僕は、UFOとかのトンデモナイ本が好きです。
 産経新聞に3組のアベック失踪事件が報道された頃、
 トンデモナイ本にも、3組の失踪事件が載っていました。
 UFOにさらわれた3組のアベックとして。
 西村寿行の小説『異常者』の書き出しも、この3組の失踪事件で始まっています。
 隣国の工作員が拉致したとの書き出しでした。一部の人は知っていたのですね。
 めぐみちゃんが拉致されてから2〜3年後の事です。

 拉致から、2〜3年後には、既に問題になっていたのです。
 能登半島の北朝鮮工作員が絡んだ拉致事件も石川県警は掴んでいました。
 北朝鮮の工作員を逮捕していたのです。多くの人が、知らなかっただけです

 大韓航空機爆破事件の元死刑囚金賢姫が書いた本『忘れられない女』も昔、読みました。
 金賢姫に日本語を教えた李恩恵(田口八重子さん)の事を書いた本です。

 この本を読んだ頃、桜井良子さんの講演を聞きに行きました。
 脱北者の元工作員安明進氏が、めぐみさんの事をはなし、マスコミが騒いでいた頃です。
 桜井さんの講演の演題は、拉致問題とは関係ないものでした。
 桜井さんは、講演の最後の方で、政府が認定している拉致被害者のことを話されました。

 最後に、横田さんご夫妻、増元さんの姉、市川さんの兄を紹介されました。
 会場に、こられていたのです。桜井さんから、名前を呼ばれて出てこられました。
 この時、初めてお顔を拝見しました。まだTV報道はあっていませんでした。
 4名の方は、壇上でただ頭を下げられただけでした。一言も話されませんでした。
 自己紹介もありませんでした。桜井さんが、会場の空気を感じ取られての対応にみえました。

 映画の中にも、家族会の方が署名活動をされて、チラシを手渡しされるシーンがあります。
 そのチラシを、叩き落す人もいます。多くの通行人が無視しています。当時の空気です。

 日本政府が、北朝鮮が行方不明者を拉致した可能性が極めて高いと認定しているのです。
 めぐみちゃん達を拉致被害者として政府が認定しているのです。なのに、政府は何もしません。
 助けようとしない。マスコミも報道しません。そんな、桜井さんの話でした。

 僕も、その時はまさかと思っていました。
 確かな証拠はないし、国が人さらいなどをするわけがない。
 と思っていました。仮に、北朝鮮の悪い奴等が拉致して行ったとしても、拉致された人は
 北朝鮮の警察に駆け込んで、訳を話し、日本に帰ってくればいいのに・・・・。

 帰りたくないのだろう?
 よど号乗っ取り犯も居ることだし、いい国かもしれない・・その程度でした。

 小泉総理が北朝鮮を初めて訪問し、金正日が拉致を認めました。一部の工作員の犯罪として。
 ショックでした。まさか、国が人さらいをするなどと夢にも思いません。
 国が人さらいをして自由を奪う。想像すらできません。
 想像できない事を金正日がさせていたのです。

 愛する娘を奪われ、住んでいる所が分かっている。なのに、助けることが出来ない。
 北朝鮮の核問題が大きくなって、自由を奪われた人はそのままです。
 僕は、可笑しいと思います。まず、人です。生きている人です。そして、核問題です。
 何かおかしいです。人を2番目にしている。人が一番目です。北朝鮮が暴発する?
 拉致された人を取り返すために、圧力をかけると、北朝鮮が暴発して多くの国民が犠牲になる?

 僕は、核攻撃の犠牲になってもいいと思っています。
 危険を顧みず、軍隊を差し向けてでも、捕虜になったたった一人の兵士を取り返す。
 そのような、国民一人一人を大事にしてくれる国に憧れます。
 国民を大事にしてくれる国の指導者にあこがれます。美しい国でなくてもいいです。
 なにをおいても、人間が一番!の国であって欲しいのです。

 昨夜のTV映画釣りバカ日誌でも、鈴木社長が言っていました。
 社員が自分の子供も入社させたいと、思うような会社にしたいと。
 人間を大事にする会社です。人間を大事にしてくれる国です。

 今の、この国の空気は可笑しいです。人でなしの国のようになってきています。
 人でなしの国と思うのは僕一人の考えです。人間は誰でも幸せになれるはずです。
 この国は、一部の人だけが益々幸せになれるような国になりつつあります。
 弱者切捨てです。拉致問題もそうです。
 権力者、有名人の子息なら発生した時点で解決していたと思います。
 そんなのは、国家ではありません。国家でないなら、税金を納める必要はないと思っています。



◆ ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(The life of david gale)
2003年 米国・ケビン・スペイシー、ケイト・ウインスレット。
 DVDで観ました。DVDに書いてある説明文を下に書きます。

 雑誌記者ビッツーは、死刑囚デビッド・ゲイルに指名され、死刑執行直前の3日間に限り、
 死刑囚デビッド・ゲイルのインタビューを行う事になった。1日2時間の3日間。
 死刑制度反対派の大学教授だったデビッド・ゲイルは、レイプ事件を起こし大学を追われた。
 大学を追われ、その後、元同僚の女性(コンスタンス)を殺害した罪で死刑を宣告されていた。
 刑務所でインタビューを行なった雑誌記者ビッツーは、彼の無罪を確信するが・・・。
 死刑囚となった大学教授が、刑の執行直前に語りはじめた驚くべき証言。
 そして、ラストに明かされる衝撃の真実とは。とDVDの箱に書いてあります。

 サスペンス調の社会派ドラマでした。
 Webサイトに、この映画のネタバレが書いてあります。読まない方がいいです。
 DVDを観てから、Webサイトのネタバレを読みましょう!
 衝撃を受けます。あなたの人生観が変わるかもしれません。
 それほどの衝撃的な作品です。
 日本でも2003年5月に公開されています。
 話題になりませんでしたが、すごい映画です。

 大勢で観るより、一人静かに、なお且つ夜に、主人公に同化して見ましょう!
 人生を考えるいい映画です。超お勧めのDVDです。
 題名そのままの映画です。デビッド・ゲイルの人生です。
 観終わった後、色々考えますよ。貴方の人生について!!
 この映画を観て、涙が止まらなくなった人もいるそうです。
 僕は、全く涙が出ませんでした。グリーンマイルの方が、泣けました。
 グリーンマイルより、人生を、生き方を、考えさせる映画です。



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