[ホーム]

山病 3話

第3回 九重・平治岳の感動
山を歩こうと思った。ブログで知ったhanasakuokaさんの影響だ。
パソコン奮闘記にも書いたが、、HPの宣伝をするために子供にブログを立ち上げてもらった。
そのブログでhanasakuokaさんを知ったのだ。
山に登られている。また、山のレポートが実にいい。

僕も山を歩き、ブログに載せようと思った。昨年の5月頃のことだ。
九重連山の平治岳にミヤマキリシマが、咲き出した頃だ。
ミヤマキリシマを見に 平治岳に登ろうと決めた。平治岳をネットで調べた。
段原、平治岳山頂と、往復8時間ぐらいもかかる。
果たして、8時間近くも歩けるだろうか?

近場の山で訓練を始めた。しんどい。水は1,8リッターのペットボトル一本では足りない。
80分で登れる山が、120分もかかる。5分も登山道を歩いたら、もう休憩だ。
休憩毎に 水をがぶ飲みする。こんな状態で、平治岳に登れるだろうか?

平治岳は人気がある山だ。特にミヤマキリシマの時期は大勢の登山者がいる。
どうにかなるだろう?少し不安がある中で、平治岳に登った。
10時間も山を歩いたのだ。
大勢のツアー登山者に、同行すると疲れる。ついていけないのだ。
一人マイペースで歩いた。これなら大丈夫。

平治岳は、大勢の登山者だった。山頂に登るのに、順番待ちだった。
しかも、登りと下りが一方通行になっている。
これだけ大勢の登山者を、平治岳が集めているのだ。 驚いた。

平治岳に登ると、その理由が分かる。感動だ。大感動だ。
山頂のあちこちで、歓声が起こっている。
このとき、僕は完全に 山病にかかった。

10時間も山を歩いていたのだ。しかし、一晩休むと身体は元気を回復している。
それどころか、気力、活気が充実しているのを感じる。
これが、山病だ。身体、精神に元気を与えてくれるのだ。
この時は、山病と言う言葉も知らなかったが。実に 不思議な気がした。

山は、しんどくて危険なものと 思っていた。
しんどくはない。疲れたら、休めばいいのだ。無理をしなければいいのだ。

危険!これは、ありますね。次回は山の危険な体験を 書きます。
(続く)



ミヤマキリシマの咲き乱れる平治岳山頂から
坊ガツルを眺望する。(2005年6月4日)

【第1回 にもどる】 【第4回に続く】 【ホームページに戻る】