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山病 19話

■ 第19回 山歩きをやめて
足を怪我して4ヶ月が経った。3ヶ月は山歩きは出来ないと思っていた。
4ヶ月過ぎても歩けそうにない。500mほど歩くと、足の痛みがひどくなる。
山を歩いていた頃は、山から帰ると直ぐ山に行きたくなった。
この頃は山に行きたいとは思わない。不思議なものだ。
歩けないから仕方がない。今の状態では、登山口から100mも歩けないだろう?
歩けないと諦めもつく。山病が治ったようだ。

山にとりつかれ、山ばかり歩いていた頃が夢のようだ。
登山家の端くれにでもなった感じだった。
植村直己が、学校にも行かず、職にも就かず山にのめり込んでいった様子が少し分かった。
氷河のクレパスに落ち込んで、そのまま人生を終えた植村直己。
幸せな人生だったんだなぁ!と思う。

山好きが山で死ねば本望だと言うのは、嘘だと思う。
山好きになれば、山で命を落とす無念さだけが残ると思う。
山の遭難は悲惨さしか残らない。お金もかかる。
残された者は大変だ。山好きはこんなことは、良く解っている。
しかし、山に行く。山を歩く目的は人それぞれだ。
山を歩いた感動、心が震える感動は、山を歩いてみないと分からない。

ここまで書いていたんですね。怪我して4ヶ月だから、3月ごろに書いていました。
今日は、6月4日です。今日の夜、書きます。

今日は7月5日(木)です。今日の夜書きますと書いて書いていませんね。
何をしていたんでしょう??また、呑みに行ったんでしょうね!金も無いのに!
山歩きをやめてとなっていますが・・・また、山歩きを始めました。
まだ、歩くと痛いんです。若い頃は、スプリンターだったんです。
走るのは、得意でした。町内の運動会でも40歳代になっても20歳代より速かったんです。

そんな僕が、走るのをまだためらっています。
左足を蹴るのが怖いのです。また、筋肉が切れはしないかと心配です。
意気地なしですね。筋肉の切れは、骨折より大変と思いましたです。

元巨人軍の吉村選手も骨折ではなく、筋肉の断裂だったでしょうかね?どうかな?
山歩きをやめて、色々思うことがありました。
書こうと思っていたのですが・・・・忘れてしまいました。書けません。です。

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