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続山病 第1話

続 第1話 雪山の魅力
山歩きを始めて、丸3年が過ぎました。登っても登っても山の魅力は衰えません。
山に踏み跡がある、登山道があるとは、思ってもいませんでした。

踏み跡が見えてくると、益々山に行きたくなります。
そして、その踏み跡、つまり登山道の険しいところ、険しいところを歩きたくなります。
そして、登山道が頭にインプットされると、雪山に登りたくなります。

雪で踏み跡が消えてしまいます。一面、雪で真っ白です。
真っ白の雪の上には、真っ青な空があります。
初めて雪山を歩いたときは、大感動でした。見慣れた山の風景が真っ白なのです。

春から夏、そして紅葉の秋、1年を通して毎日、山の表情が変わります。
一番変わるのが雪です。すべて真っ白に変わってしまいます。
見慣れた風景が、真っ白になっています。
白い風景に、神々しさ、さえ感じます。神が作りたまえし風景です。

山歩きは自然が相手です。何が起るかわかりません。
日本アルプスの2,000mを越える山は、知りませんが・・・。
九州の山歩きで恐いのは、怪我と思っています。
山歩きをすると、登山道が見えてきます。
登山道が見えてくると、道迷い遭難は防げます。

道迷い遭難は、山歩きに慣れてくると防げますが、怪我は突発的に起ります。
突発的な怪我は防ぎようがありませんが、怪我を恐れていては、山歩きはできません。
有名な登山家さんたちは、もっとも困難な時期に、もっとも困難なコースを歩きます。
雪山歩きをすると、この謎が少し分るような気がしてきます。

雪山は、踏み跡など全く見えません。あたり一面銀世界です。
この銀世界を歩くと、命を懸けた冬山登山が、少し見えた気になります。
雪山の魅力とは、神の世界を垣間見る瞬間なのだと、思っています。
雪山を歩くと、人それぞれ、雪山にしかない何かを感じ取るんでしょうね〜!

感じ取った何かを、探しに毎年毎年、雪山を歩くのじゃないかな〜と思っています。
雪山を歩きましょう〜!何かを感じます。そして、その何かに感動しますよ。きっと。

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