定年おやじの大英帝国ひとり旅 26

6月4日(木)   22日目   ロンドンへ
今日でチェスターともお別れ。いい町でした。
早朝、まだ、行っていなかった、宿の東に歩いてみます。ディー川の上です。
ロンドン行きバスの最前列に座ります。
距離は50kmしか違わないのに、リバプールに来た時より、2時間早く着きます。
チェスター東の郊外 直ぐ下にディー川
ロンドン行きバス 車内 奥にトイレ
運転席 高速道

来た時と同じサービスエリアに寄ります。14:00 ロンドンビクトリアコーチステーション着。
市内バスチケット売り場でワンデイトラベルカードを買って、トランクがあるので、ひとまず、ハマースミスの宿に戻ります。
もうロンドンは、今日と6月9日しか観るときはありません。地下鉄ピカデリーラインで、
ハルボーンでセントラルラインに乗り換え、セントポールで降ります。ロンドンの地下鉄はとても小さいのです。
小さい地下鉄 セントポール大聖堂

立っている人と比べてください。丸い天井は背丈ギリギリで、ドアはカツラ剥き状態に天井近くまで開きます。
150年前、当時の技術で、必要最小限のトンネルを掘ったままなのです。
丸いトンネルを隙間20センチ位で丸い車体が走ります。だからでしょうか、ロンドン地下鉄をチューブと呼びます。

当時は石炭を焚いて、煙は水を潜らせて排気していたそうです。
電気に換わっても、架線とパンタグラフの余裕がありませんので、レール3本の中央のレールがプラス線です。
なので、線路に落ちたら、轢かれなくても感電死?地下鉄も郊外に出れば地上を走りますが、踏み切りは作れません。

新しい路線には新幹線のように、2席+3席の大きいのも有りますが、
ほとんどは、ロングシートの向かい合わせで、座った人の膝と膝の間はトランクを引いては通れません。
それどころか、「向かいのシートに足を乗せないで」と注意書きがあります。

駅のホームもチューブ状、ホームとホームの連絡もチューブ。狭い階段と通路を上がり下がり曲がりして、
やっと地上に出ます。使っている地下鉄を休まずに大きくするのは不可能です。

シャーロックホームズの時代にはもう走っていたのですからすごいです。
セントポール大聖堂、イギリス国教会の総本山?です。
ここから北に0.5kmロンドン博物館があります。大英博物館はあまりに有名ですが、
ここもロンドンに関しては内容があります。
ロンドン博物館 ロンドン大火前のロンドン ロンドン橋

この辺りが昔からのロンドンで、シティーと呼びます。
歩いてバンクへ、名のとおり、銀行や証券会社が並んでいて、スーツ姿の歩行者ばかりです。
王立証券取引所が正面に見えます。右に曲がって行くと、ロンドン大火の記念塔がちょっと入ったところにあります。
階段で上まで上がれるそうです。
正面が王立証券取引所 これは何?
ロンドン大火記念塔 ロンドン橋上 乞食が居た

この塔を左に見て南下するとテムズ川、ロンドンブリッジです。写真でよく見る、タワーブリッジは一つ下の橋です。
ロンドンブリッジ(橋脚に書いてある) ロンドンブリッジから見たタワーブリッジ

ロンドンブリッジは何の変哲も無い橋ですが、ロンドンでテムズ川に最初に架かった橋なのです。
そして、17世紀のロンドン大火の頃は、橋の上に沢山家が建っていて、燃えたのではないかと思います。

なので、「ロンドン橋落ちた、落ちた、・・・・・」と歌い継がれて、この話は高校生の頃、
ディズニーのアニメで見たような気がします。

よく、タワーブリッジと混同されるので、あえて両方写真に撮りました。
地下鉄で宿に帰ります。今度は、モニュメント駅からディストリクトラインで乗り換え無です。
だいぶ、ロンドンの地下鉄には慣れました。主な地名も覚えました。
宿で、明朝から8日の朝まで荷物を一つ預かって貰うよう頼みます。

アイスランドは3泊4日ですので、いつもの中型バックパック1つというわけには行きません。
昨日チェスターで安い5ポンドのバッグを買ったのです。これに要らないものを入れて宿に預けます。
ビニール袋では預かる方も困るでしょうから、一応ファスナーを締めて、小さい南京錠をかけます。
各地で貰った地図やパンフも相当な重さです。トランクは3日分の衣類とジャンパー、変圧器など、になって軽いこと。

いよいよ明日はアイスランド。

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