定年おやじのアイスランドひとり旅 27

6月6日(土)   24日目   グルフォス&ゲイシール観光
朝起きると、雨は上がっています。今日の天気予報は曇りのち晴れ。
朝食は7階。バイキングというよりは、セルフサービスといったほうが正しい。
ビジネスホテルの朝食並み。甘くないスイカ、干からびたオレンジ。
魚を輸出した帰りの船に積んだスイカ? 7階 朝食

ここは最上階なので、食後ベランダに出てみます。
レイキャビックの街(7階から) 山には雪が

7階なので、風がすごい。さすがに寒い。長くは居れません。フロントで、ツアーの予約をします。

11時少し前に、ホテルに迎えに来てくれます。グルフォス&ゲイシール、8600クローナ=¥6500
それまで、近くを散歩しよう。ホテルの前には既に空港に向かう人がバスを待っています。
やっぱり寒い、部屋に帰ってジャンパーを着て来ます。まず、直ぐ前の海岸に出てみます。

ここも誰も居ない海。かもめも居ません。
この寒い中、海岸を散歩しても仕方が無いので、海とは逆の南の方に歩きます。
ホテル前 誰も居ない海

家の庭を覗きながら、緩やかな坂を登ります。
広い公園を右に曲がってしばらく行くと、国立美術館。一応入ってみます
誰も居ない公園 誰も居ない国立美術館内

ここで折り返して、別の道を帰ります。建築中のマンションが工事をストップしています。
販売事務所のガラスは割れて、誰も居なくなってだいぶたった感じです。
アイスランドはこの春、国営化した銀行が破綻して、ロシアから、5千億円借りたのです。
建築ストップのマンション 普通の家の庭 手前は菜の花
普通の家 石綿葺き ナンバープレートに車検シール

日本から見れば大した金ではありませんが、人口31万ですから、良きにつけ悪しきにつけ何でも響きます。
その前は、欧州一の経済発展で一人当たりのGDP は世界3位まで行ったのです。
産業は漁業くらいですから、観光で稼いだのでしょうね。
クローナも今の3倍したそうですから、アイスランド観光はメチャ高い旅行だったはずです。

調子に乗って、立派なレイキャヴィック空港があるのに、新しく空港を造り、見合わない投資をしてしまったのです。
日本で言えば鳥取県の半分の人口ですよ。

(面積は北海道+四国) なのに、各国に大使や領事も置かなくてはならないし、
何でも独自に要るし、国土は広いし、ただでさえ金が掛かるのです。日本の予算が80兆ですよ。
人口で割るとその2.5倍の借金です。返せるのかね?それとも、体で返す?

いずれ、ロシアの基地が出来るでしょう。出来るものなら、アメリカが貸したかったでしょうね。
ホテルにはミニバンが迎えに来ました。
レイキャヴィック空港の近くのバスセンターで、小型バスに乗り換えます。

ツアーチケットはそこで買います。天気は嘘のように良くなりました。
いつものように、最前列に座ります。
街を抜けると家も無ければ、人も居ません。今まで見たことの無い景色です。
バスは普通の道を100km以上のスピードで走ります。
誰も居ない道 誰も居ない野原

木は在りません。草が生えているのはいいほうで、苔のようなものが生えています。
所々に湯気が上がっています。湖とか、川があると周りには草があります。
やがて、前方にヘクラ火山が見えてきます。度々噴火して溶岩を流した火山です。
誰も居ない湖 誰も居ない沼

富士山のような、単独峰なので、00富士と呼ばれているそうです。
こんな場所ですから、車で来るか、バスツアーしか、来る方法がありません。
氷河から来る川 左がヘクラ火山

バスは、ゲイシール(間欠泉)に到着。売店、博物館があり、ここで昼食です。
間欠泉の写真は難しい。吹き騰がって、電源を入れたのでは、もう、小さくなっています。
残った湯気しか撮れません。

ネットから引用します。輝くオーロラの下の"ヘクラ火山"の噴火です。

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