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九重黒岳・縦走 | |
(男池登山口→ソババッケ→風穴→天狗→高塚山→上台ウツシ→前岳→白水鉱泉登山口) | |
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【山行日】2008年9月9日 【同行者】youさん、yumiさん 【コース】男池登山口→かくし水→ソババッケ→風穴→天狗分れ→天狗→天狗分れ→高塚山→ →上台ウツシ→前岳→白水鉱泉登山口 【ガイドブックの時間】男池〜かくし水(30分)、かくし水〜ソババッケ(40分)、ソババッケ〜風穴(1時間) 風穴〜天狗分れ(50分)、天狗⇔高塚山(20分)、高塚山〜前岳(1時間40分)、前岳〜白水鉱泉(1時間) 【3人の時間】男池〜かくし水(約30分)、かくし水〜ソババッケ(約30分)、ソババッケ〜風穴(約1時間)、 風穴〜天狗分れ(約1時間)、天狗分れ〜天狗(約20分)、天狗〜高塚山(約30分)、 高塚山〜前岳(約2時間)、前岳〜白水鉱泉(約1時間45分)すべて休憩を含みます。でした。 ネットサイトを検索すると、九重・黒岳の縦走が載っています。縦走をしたいですね〜! 男池に自転車をデポして、白水鉱泉登山口から、登り、男池に下山する。 男池から自転車で、白水鉱泉へ。このコースは、サイトに沢山アップされています。 しかし、逆のコース、男池→白水鉱泉のサイトが見えません。 男池から白水鉱泉までは自転車で10分ぐらいだそうです。下り坂ですから。 白水鉱泉へ下りて男池へ、アスファルトの林道を歩いて引き返す。チョットしんどいです。 体力を使い果たした足には、アスファルトの林道がこたえます。それもすべて登り坂です。 また、白水鉱泉から高塚山までの登山コースは、険しい登り一辺倒のようです。 サイトの縦走記を読むと、白水鉱泉→高塚山間の登りコースは、二の足を踏みます。 険しそうです。登りに極端に弱い私は、なかなか決断できません。 youさんに、車2台で縦走しましょう〜と相談です。 相談の結果、『即、行きましょう〜』と、気持ちのいい返事です。即、行ってきました。 youさんの車を白水鉱泉にデポし、男池から登ってきました。黒岳縦走をしてきました。 結果は、youさんは、車1台で行ったのと同じでした。(笑いの結末は最後に!) |
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youさん、作成縦走図です。 画像をクリックすると拡大します。 拡大後は、ブラウザの戻るで戻ってください。 画面左上の戻るです。 男池から登りました。天狗岩、高塚山の山頂を踏み、 白水鉱泉登山口に下りてきました。 |
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登山道(落葉樹の森) | 登山道(大岩の上の樹木) |
youさんの車を白水鉱泉登山口にデポし、男池公園まで引き返します。 男池橋を渡り、かくし水を目指して登山開始です。緑の中の気持ちのいい登山道が続きます。 黒岳の原生林です。人間の手が全く入らない自然林だそうです。 木漏れ日の中の散策路を歩くだけで、充分満足しますね。男池公園の散策路を歩きましょう! |
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登山道の木の根っ子 | 自然林の登山道 |
男池公園からかくし水までの登山道は、木の根っ子がむき出しです。 雨で土が流れるんでしょうね?自然林の登山道は実に気持ちがいいもんです。 木の根っ子は可哀想ですが。風景が見えなくても、充分満足します。特に新緑の自然林はいいですよ。 |
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ソババッケ | ソババッケ |
ソババッケまで来ました。登山口から約1時間です。ガイドブックの時間と同じでした。 ソババッケに着くと、青空が見えます。快晴です。 青空の下に黄色い花が群生していました。オタカラコウの花です。 オオマルバノテンニンソウ、キツリフネ、ツクシコウモリ、ヤブレガサ、色々咲いていました。 |
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登山道(岩場です) | 風穴(風穴に下りたYOUさん) |
ソババッケから風穴までは、岩場の登山道でした。 休憩ばかりです。単独登山者の方と御夫婦の方に越されました。 この3名の方とは、また風穴でお会いしました。風穴まで約2時間で来ています。ここまでは順調です。 風穴には、案内板が付けてありました。初めて来たときは、随分探しました。 今は、案内板がありますので直ぐ分かります。風穴で、休憩と軽い食事です。 ここ風穴から、天狗分れまで、垂直な登山道が続きます。エネルギーの補充が必要です。 私は、登山道を見上げた瞬間に、また休憩しました。天狗分れまでに、丁度10回休憩しました。 |
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登山道(火山岩の上り坂) | 大船山(登山道から振り返ります) |
風穴からいきなり急傾斜の登山道です。ガレ場の登山道にロープが付いています。 このロープで、身体を両手で引き上げて登ります。腕力が必要です。 ヨカ男、金と力はなかりけり。全くその通りです。カネも無ければ力もありません。 振り返ると、落葉樹に包まれた大船山が真後ろにあります。 この登山道から見る紅葉の大船山はみごとでしょうね〜? |
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天狗分れのプレート | 天狗の山頂(登山道から見上げます) |
風穴から丁度1時間で天狗分れまできました。 まず、天狗の岩場に登ります。この岩場は天狗にならないと登れません。 天狗になって岩場の山頂に立ってきました。youさんは天狗ですね。岩の上を飛んでいました。 |
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天狗の山頂でバンザ〜イ! | 大船山(天狗の山頂から) |
約3時間30分強で、天狗の山頂に着きました。1556mのペンキの文字のある大岩でバンザイです。 後方の山が今から登る高塚山です。その後方が平治岳です。 大船山の大鍋が分かりますね。大きな噴火口跡です。大船山への登山道はどこでしょうかねえ〜! |
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阿蘇・根子岳と高岳(天狗の山頂から) | 由布岳と鶴見岳(天狗の山頂から) |
大船山の左後方に根子岳、高岳が見えました。根子岳から見た黒岳です。←クリック。 双耳峰の由布岳です。独特の山容は一度覚えると、忘れませんね〜。 豊後富士、由布岳正面登山口から見る由布岳は富士山ですね。 鳥取県のほうき大山を知っていますか?ほうき富士と言われています。 ほうき富士を日本海側から見ると、富士山には全く見えませんが、富士山に見える場所もあります。←クリック。 |
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天狗(登山道を振り返ります) | 高塚山の山頂プレート |
天狗の山頂で食事休憩です。食事の後、目の前に見えている高塚山を目指します。 天狗から一旦、天狗分れまで引き返し、高塚山に登りあげます。 ガイドブックによると、天狗〜高塚山は20分で行けるようです。 天狗分れから天狗山頂まで約20分かかっています。そんな馬鹿なと思っていましたが約30分で行けました。 山頂でしばし360度の大パノラマを楽しみました。ガイドブックには、樹木で見えないと書いてあります。 山頂の岩の上に立てば、360度の大パノラマです。天狗の山頂と殆ど同じ遠景が楽しめます。 |
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大船山(高塚山の山頂にて) | 下山道(ドンドン下ります) |
山頂でまたまた、風景を楽しみ、前岳まで下山します。3人とも初めての登山道です。 ガイドブックによると、前岳まで1時間40分です。途中休憩を入れても2時間あれば前岳に着きます。 下山道は噂にたがわず、急傾斜です。先行するYOUさんが言います。 『ganさん、垂直に見えますよ〜』。登りに使ったら大変だろうなと思いました。 シャクナゲの多い登山道です。シャクナゲが咲く時期の登山道は綺麗でしょうね。 |
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あれが前岳??下山道からの風景 | 下山道(下り坂が続きます) |
下山道の樹木の間から前岳らしいピークが見えます。垂直に下りてまた登りあげるようです。 2時間で前岳の山頂に着くでしょうか?少し心配になってきました。 高塚山の山頂から、どんどん下りて行きます。前岳らしい山が見えてきます。 1時間30分ほど歩きました。まだまだ、前方に見える山頂に着きそうにもありません。 |
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上台ウツシのプレート(登山道) | ラン科のミヤマウズラです |
登山道に、上台ウツシのプレートがありました。 【上台ウツシ】私は知りませんでした。YOUさんが、メモ帳を見ながら言います。 『ganさん、ここから、前岳まであと2時間はかかりそうですよ』 『え〜??2時間』と私。 yumiさんは、一瞬、青ざめました。私も頭がパンクしました。前岳まで、まだ2時間? 『前岳に登らずに帰る道は無いのですか?』とyumiさん、声が震えていましたね。 私は二人を殺したなぁ〜と思いました。私は死にませんが、二人は凍死します。 9月とは言え、山の夜は冷え込みます。夜の冷え込みで、二人は凍死です。 リーダーは私です。誘ったのも私です。責任を感じますね〜。 『そんな馬鹿な?あと30分も歩けば着きますよ』と、私。二人を遭難させてはいけません。 しかし、下山時に見えたピークは遥か先に見えていました。 あのピークまで、30分では登れそうにありません。 見えていたピークまでは、優に2時間はかかります。 ガイドブックには前岳まで、1時間40分と書いてあるのです。 頭がパンクしましたね。ここから、あと2時間もかかったら、二人を殺してしまいます。 山の中で、ビバーグです。そして、凍死です。私一人だけ生き残ります。 『兎に角、登りましょう!』youさんの声で、我に返りました。 そうです、登るしかありません。私が先頭を歩きます。 迷いそうな要所要所で、後の二人を確認し、ドンドン歩きます。(案外冷静です) yumiさんは、youさんにまかせドンドン歩きます。30分歩いたらなんと、前岳の山頂でした。 『前岳の山頂プレートがありま〜す』と、思わず大きな声で二人に知らせました。 高塚山の山頂から、計画通り2時間で着いていました。 前岳の山頂プレートを見て、やっと安心しましたね〜! 二人を殺さなくて済みました。 下山時に見えるあのピークは、なんだったんでしょう?あのピークに登ったんでしょうか?? |
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前岳の山頂プレート | タマゴタケでした。これから開きます。 |
ガイドブックには、前岳から白水鉱泉まで1時間と書いてあります。 多分、1時間30分もみていれば、ユックリ歩いても白水鉱泉に着けると思います。 前岳まで、下りてくればもう安心です。少し暗くなっても大丈夫です。 前岳山頂プレートを見て、人殺しをしなくて済んだ〜と思いました。 『もう、遭難しませんよ〜。私は死にませんが、山で夜を過ごしたら必ず死にます』 『そんなに冷え込むのですか?私も死にませんよ〜』とyumiさん。 『私が死ぬもんですか〜』とyouさん、上台ウツシからあと2時間??笑い話になりました。 下山時に見えるピークは、前岳山頂では無いと思います。2時間で登れる距離には見えませんでした。 安心したせいか、前岳からの下山は足が動かず、休憩ばかりで約1時間45分もかかりました。 今回の縦走で思いましたね。下山時は、兎に角、足が疲れています。 黒岳縦走は、元気な内に、高塚山まで登り、風穴まで坂道を転びながら下りる。 そして、男池までのゆるやかな下りを歩いて帰る。 男池からは、自転車に乗ったまま、漕ぎもしないで白水鉱泉に帰る。 つまり、白水鉱泉から高塚山に登る。こちらがいいかもですね〜?? しかも、登山道には誘導プレートが沢山あります。道迷いもありませんね。 白水鉱泉に着いたら、youさんが言いましたね。 『ganさん、車の鍵を貸してください。ganさんの車の中に私の車の鍵を置いています』 『え〜!三人で歩きましょう?』 『いいです。私が一人で車を取ってきます』 youさん、一人で男池まで歩いて車を取りに行きました。 youさん、車を取って40分で帰ってきました。youさん、まだまだ元気でした。 時間切れで遭難か?と思った割には、キノコ、野の花の写真をしっかり撮っていました。(笑い) デジカメを忘れ、デジカメを家に取りに戻った約40分のロスが遭難騒ぎの始まりでした。 初めて、黒岳に挑戦したときも、遭難しそうでした。←クリック。 【おわり】 |
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